濃密の日々 -2- 上陸
2005.3.11



2005.3.5
船内は寝ている間中も容赦ない揺れに見舞われ,安眠もままならないのであるが,二日酔いで慣れてっからいいべ(←解決になってない)と,ふてね。
うとうとしてたらカーテン越しに陽射しが…。
寝てんのも飽きたのでカメラを携え船内を動き回る(←怪しい)。
甲板に出てみると昨日の天気が嘘のような青い空に青い海&爆風!
遠く西に見えてるのは恐らく駒ケ岳,美しいわ〜…寒いっ急ぎ船内に退却。
一夜明けたものの到着まではまだしばらくの時間があるとあって,皆船窓からぼんやり外を眺めていたり,テレビを見つめる目がトロンとしていたり…船内は超アンニュイな空気に支配されている。
さて,起床するとたちまち猛烈に腹が減る性質なワタクシ,abe君を誘って朝飯を食いに。
レストランはちと高価なんで軽食コーナーへ。
メニューはモーニングセット?のみの様なので頼んだら,パン2個にサラダとゆで卵で終わり…アサカラカツ丼クイタイヒトモイルノデスヨ(T_T)
朝飯後,ヒマだ〜ヒマだ〜と横になったり地図眺めたりしているうちに苫小牧港へ。
10:45の時間通り。やっと地上にタテルゼー!
苫小牧港からは青空の下,樽前山のつるんとした山肌が際立って美しい。
滑走意欲をそそられるこのお山,事前のぺんぺん・さなさん情報ではシュカブラ・アイスバーンだそうな。
して,下船…地上に降り立つも,予想通り脳は揺れまくり続ける。
んでも来たな,長旅の実感。
早速コンビニで本日の山行の行動食等買出し&昼飯!
とにかく食い足りなかった朝飯の埋め合わせとばかり,豚カルビ丼(カツ丼は無かった…)をわしわしかき込み,一路支笏湖畔のお山へ。
途中,支笏湖畔で前車のスピードががくんと落ちたと思ったら,鹿がパッカパッカ先頭を走っている。てか,飛び跳ねてる。
馬みたいにスタスタとは歩かんのね。
この鹿,しばらく車を先導した後,湖側にぴょんと降りてったと思いきや,すぐさまきびすを返して再び車道へ。
やりたい放題,振り回されっぱなしであるが,別に腹が立つでもなくコチラはぽかんと口を開けて様子を窺うだけ。
またしばらくぴょんぴょん車道を跳ねてから再び湖側へ降りてった…と思ったらナント湖にざぶんと飛び込み,わき目も降らずに泳ぎだした。
っえー,対岸までめちゃ遠いぞー。
しかし彼は躊躇するでもなく,犬かきならぬ鹿かきでまっすぐに対岸の風不死目指して泳ぎ続けるのだ。決死のショートカット。
さて,北海道上陸一発目のお山は,これまたありがたいさなさん情報により,通称オコタンペ山。