南屏風岳
2011-FEB-16
9:00
ゲレンデベース
(約850)
寒気が長続きして気温変動も少なく,そこへ移動性高気圧直撃予想で,こりゃ屏風よネとお出かけ。
白石スキー場のリフト(@350円)2本乗り継いでゲレンデトップへ。見事に快晴。この調子だと雪重くなっかも。
9:25
ゲレンデトップ
(約1130)
屏風(東斜面)のひだに影の入り始める昼以降の光が抜群なので(早起きしなくて済むし),ゆっくりな出発です。
バカスカ降り積もってるようで,いつもはヤブに行く手を阻まれがちな下部もスイスイ。ラッセルはくるぶしよりチョイ上ぐらいな感じ。
下部のヤブを抜けると,南に吾妻連峰と安達太良連峰もくっきり。
概ね夏道沿いをまっすぐ。
東尾根に乗っかれば,北に屏風の全貌。
11:50
不忘山頂
(1705.3)
山頂直下の尾根は険しい岩場。直登トレースがあった(頑張ったネ…)が,いつもどおり南側から巻いて。
鋭鋒の大展望,朝日も飯豊もぴーかぴかです。風はなかなかの強さ。
お目当ての権現沢源頭は…なんだかカチカチっぽい感じ。
このルート一番の難所,不忘の降り。後ろ向きでそろりそろり。写真左から巻きたいところですが,いつもカチコチアイスバーンなので避けてます(過去滑落死亡事故有り)。
鞍部の先に先行パーティーが休憩中。水引を周って降りられるそうです。
1732峰にて権現沢を伺うも,なんだか薄そう…お天気も良いことだし,南屏風まで足を延ばしてみる。
12:45
南屏風岳山頂
(1810)
西風に煽られながら南屏風の稜線歩き。水引への分岐手前付近に単独の登山者が視認できる。
南屏風はいずれのラインも雪たっぷり。2010.3.12に落としたラインの中間以下には何日か前のデブリに新雪。
はて,どのラインにしましょ,と稜線上をうろうろ検討の結果,結局ボトムまで見通しの良い,2005.1.23と同じラインに。
13:20
ドロップ
(約1770)
時間的にも目論見通りのライティング。最近ハマってる動画機をポールの先につけてドロップ。
イカン。まだどうしてもカメラの状態が気になって滑りが疎か,突っ立った感じになっちゃってよろしくないなぁ。
下部谷筋はほぼデブリで硬め。。
ボトムにておやつ。やっぱすんごい滑った感はあります。
休憩後はどこまで落とせるかしらのコガ沢降り。
南屏風のすり鉢から渓谷に入ってすぐ,風によるものと思しき大きなうねりに翻弄され始め,ぱっくり大穴も開いた沢底を避けて我慢のトラバース。
14:15
コガ沢登り返し
(約1220)
権現沢出合を過ぎて間もなく,これ以上は危険とコガ沢降り断念。
とは言え既に深い渓谷,取り付くポイント見当たらず。
左岸(水引側)は日当たり良く,雪もそこそこ締まり,斜度も幾分マシに見えたが,ここからでは何本か尾根を越えねばならず。少々戻って枝木を頼りに右岸(不忘側)這い上がる。日陰で雪サラサラ,腿ラッセルで苦戦。
さらに不忘東尾根まで長〜い根性のトラバースのラッセルは脛〜膝。ルーズな面もあって鈍行です。
15:25
不忘山東尾根
(約1250)
ようやく東尾根に上がって後処理。ヤブが少なかったのが幸いです(んでもやっぱスキー場は硬くてしんどい)。
15:50
ゲレンデトップ
(約1130)
南屏風はデポ車が要らないのと,ベースのスキー場が安いのが利点だけど,一人でやるのはお帰りがタイヘン。