鳥海山 （唐獅子平）百宅コース・象潟コース

楽しい楽しい尾根歩きだが，梯子のかかるポイントはわりと怖い。

右手（北西），千蛇谷の先へ広がる中島台は広大な紅葉の樹海だが，あいにくここからは順光でペッタリの時間。

左手（南）下方に黄葉のブナ林に囲まれた鶴間池を見ると，無性に撮りに行きたくなる。

昨年倒木で倒壊した鶴間池小屋は再建されたようですね。

伏拝岳を過ぎると次第に積雪もまばらに。

左手（南西）下方には風になびく草紅葉の千畳敷と，庄内平野へなだらかに落ちる裾野を埋める紅葉のグラデーション。

あんまり良い眺めに立ち止まる頻度も高く，なかなか前に進まない。降りんのもったいないから。

七五三掛に降りるころには，庄内平野から次第に雲が湧いてくる。

さらに降って御田ヶ原を越え，御浜小屋前にて大休止。

昨日拝めなかった鳥海湖を前に一息。

御浜小屋から下は恐らくこのコースで最も楽しくない石畳の道。

2003年にここをやったときには泣きが入りそうだったが，今回はポールのおかげで泣かなくて済んだ。

賽の河原を過ぎて次第にあたりが色づいてくると，時折右手に奈曽渓谷が見下ろせる。

吸い込まれそうな高度感もスゴイが，渓谷を埋める紅葉も派手だ。

惜しむらくは湧いてきた雲に陽が遮られたこと。どうせ順光だからいいか。

さらに落として奈曽渓谷の展望台で休憩後，コンクリートの階段を少々落として鉾立到着。

登りより時間かかってんな。