TOP雑感>2004.2.16
2004 FEB 16
東北の最高峰

七入より燧ケ岳


仁賀保より鳥海山
燧ケ岳(柴安ー)2356m
鳥海山(新山)2236m

 いずれ劣らぬ東北地方の最高峰と第2位の山で,どちらもワタクシの好きな山でもありますが,ワタクシの評価は標高の順位とは逆。

 燧ケ岳は奥会津の2000m級の山の中のひとつであって,ワタクシの知りうる限り,その山頂を望むことができる最も低い標高は,およそ1000m付近。平野部からおよそ1300m程度の山を見上げる程度。尾瀬ヶ原から見た場合は原の標高がおよそ1400mであるため,仙台市北部から泉ヶ岳(1172m)を見上げる程度なのです(ローカル)…もちろん気象は厳しいですけどね。また,前述のような山岳地帯の中にあるために,遠方からの山座同定は「あれかな?」ぐらいな感じですかね。そのスケールを実感しにくい。
 これに対して鳥海山はその裾野を日本海より立ち上げ,長い稜線からその頂を空に突き上げていて,出羽富士の名の如く秀麗な山容のこの山は,単独峰であるが故,東北各県の名だたる山からの山座同定は容易。下から見ても上から見ても,すべてにおいてスケールがデカイ!

 バックカントリーのフィールドとして見てみると,燧ケ岳は山スキー向けではあってもボード向きではないかもしれない。どのラインをとっても歩きがあって,登っただけ滑れる山ではないから。実際,ボーダーは少ない。それから,一般的には山の北側のみがフィールドとなりましょう(尾瀬沼や尾瀬ヶ原に降りて帰ってくるのはタイヘンだ!)。豪雪の奥会津にあって積雪は多いですね。森林限界は非常に高く,2100m付近。オープンは山頂直下にあるぐらい。ま,森林はそんなに密ではないから楽しめます。
 鳥海山は全方位がフィールドで,登っただけ滑れるコースが各所に。森林限界は1200m付近かな?春に各方面の道路が開通して5合目付近まで上がれるようになると,スタートから森林限界上で,標高差1000mのオープンバーン,はぁ〜すごい。で,月山もそうだけど,気象,積雪量ともに半端じゃない。今のところ冬季には手が出せません。稀にしかない晴れが土日に当たるのはホントに稀だから。

 それと最後に,地理的なもの。
 燧ケ岳は福島の山ってよりは尾瀬の山の一つなのでありましょう。あっ!福島に入ってたんだ,て感じが否めず,山に関心の無い東北人に聞いてもピンと来ない知名度の低さ。尾瀬に関心のある人が知ってるぐらいではないだろか?
 これに対し,北東北と南東北を分ける位置に腰をすえる鳥海山は,どんな東北人にも紛う方なき東北を代表する山であって,知名度も抜群なのであります。
 単に「東北一の山は?」と問われれば,ワタクシは迷うことなく「鳥海山」と答えるでありましょう。

 ちなみに,世間一般では鳥海山は「ちょうかいさん」と,「さん」を濁らずに読まれているようですが(NHKでも何度もそう言っとった),庄内出身の知人が「あれは“ちょうかいざん”ですよ!」と力説するのと,国土地理院の1/25000地形図でも“ちょうかいざん”と表記されていることから,当サイトでも“ちょうかいざん”と表記し,ワタクシもそう呼んでいます。
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