姥ヶ岳

2006.3.11

IDEHA主催,月山パウダートリップの下見のお手伝い。

志津温泉の「つたや」さんに集合。

メンバーはIDEHA氏,庄内会長さん,ゲストとしてみきティさん,てんちょーさん,みっちゃん,そしてnuma!の総勢6名(ワタクシ以外テレ)。

一日目は姥沢の「月山リゾートイン」に荷揚げして,さらに姥ヶ岳を上げ,大斜面とブナ林の滑走後,姥沢に戻る計画。

志津温泉の五色沼よりスタート。湯殿も姥もくっきりの快晴がうれしい。

無論,気温も高く,ザクザクではあるが,登りの効率の良さで相殺かな。

一気に尾根を目指すルートどりに加え,強い日差しではなから汗だくのハイクアップとなったが,背後に朝日連峰,目指す尾根の左手には真っ白な湯殿山,姥ヶ岳と,快晴の景色。

立派なブナの大木の間を縫って尾根に上がると,やがて右手前方には月山本峰の姿も視界に入ってくる。

見晴らしの良い尾根のブナの木のたもとでしばし休憩。

全員汗だくであるが爽快感が勝っている様子。

再出発。

緩やかに尾根を辿っている途中,見下ろした左手の車道,かなり除雪も進んでいる。

向かう姥ヶ岳上空にはやや雲が出始めているが,山にかかるほどではない。

尾根が平坦になると間もなく姥沢到着。

まずは,屋根に達するまで雪に埋没した本日の宿「月山リゾートイン」前で昼食。

暖かな日差しのおかげで,少々の風も気にならないほどの快適なコンディション。

湯殿,姥,月山のデカイ景色に囲まれ。

ちょうど飯を済ませた頃,志津の清水屋の若旦那さんがモービルで荷揚げのため合流しチェックイン。

不要な荷物を宿にデポして早速姥へ。

ここから若旦那さんも同行。

モービルを置いていく際,IDEHA氏「カギ抜いたか?」に,若旦那さん「…盗んでくヤツいっかや!?」。

尾根を辿って森林限界上へ出ると,いよいよ大斜面へ。この開放感。

今ここに居られることが嬉しくってしかたがない。

大斜面少し手前の地点より,姥山頂方面から大斜面を滑り降りてくる人影を二人確認していたが,近づいて確認できた彼らもテレ。

快適そうな大斜面の滑走であるが,下部で少々ねっぱり気味?な感じがうかがえた。

どんどん大斜面を上げていくと,次第に山頂方面が雲に覆われるようになる。

今夜のうちに寒冷前線が通過して翌日はガッチリ冬型の予想であったが,天気の崩れがもうきちゃったかな?

後方の朝日連峰も上部が隠れ始めているし,風も出てきているし,少しでも天気の良いうちに滑りましょう,てことでリフト上駅と同程度の標高の地点より滑走開始。

先にIDEHA氏が様子見で落とし,その中間地点あたりに撮影場所を陣取らせていただく。

みきティーさん,てんちょーさん,みっちゃん,庄内会長さん,若旦那さんの順にドロップ。

滑り出しこそやや緊張気味の面持ちであったものの,雪の感触をつかむにつれ次第に笑みのこぼれる面々,つう感じでしょうか。

厳冬期は風にたたかれシュカブラだらけのゴリンゴリンのこの面も,穏やかな気候で柔らかくなり快適。ま,春山のそれに近い。

適当に斜面を区切りながら落としていくと,大斜面下部で予想通りねっぱったが,笑ってごまかせる程度のもの(?)

大斜面下部より石跳への斜面に入ったところで,降れば当然雨だべ,な気温にもかかわらず,一瞬降雪がわぁっと通り過ぎる。前線通過近しか?

きゃーきゃーと快適なオープン&疎林を落として斜度のなくなった所でストップ。

トラックを振り返りながらの休憩。

休憩後,姥沢上の尾根に向かって登り返し,そこから姥沢の「月山リゾートイン」まで短いながらも本日の締めの滑走。

おつかれさまでした〜。

部屋に入ってまずは一杯(←決まってますわな)。

そのまんま宴会モードに切り替えたいほどの居心地の良さを泣く泣く断って,仕事に取り掛かる。

食事の準備,部屋の掃除,便所の水汲みを皆で分担。

各々の仕事が終わり次第,残った仕事に合流する。

水は地下水を確保できるが,制約は排水できないこと。冬季閉鎖の無人の館内は排水が凍り付いてしまうためである。

トイレは不凍液を希釈して流した。

夕食はキムチ鍋。

そしてビール&ビールのようなもの。

はいはい,かんぱーい(←外に飛び出して駆け回りたいくらいんまい!先月尿酸値が高いと指摘されてかなり控えていたことも多分に影響している)。

石油ストーブで暖かな空間が確保されていることは,冬季に姥沢に滞在できることのプレミアム度を強力に押し上げる。

みきティーさんの酒の差し入れもあって気持ちよく酔いが回ってくる頃,IDEHA氏のE話オンパレード。みっちゃんがとっても喜んでた!?

おかわりおかわりで鍋の具が少なくなってきたところに,うどん投入。やっぱ山歩く人たちは食うなぁ。

かくして夜は更けていく。

明日は冬型パウダーか?