TOP雑感>2006.5.17
※過去weblogにupしていたものを再掲
2006
MAY 17
檜枝岐歌舞伎
 5/12(金)。
 朝に檜枝岐を通り過ぎた時から頭を悩ませていたのが幕営地。定番となっていたキリンテ地区は未だ雪に埋もれ,建物は雪囲いの中。こいなのは初めてです。

 んで,燧を降りて向かったのは檜枝岐スキー場向かいのキャンプ場。雪も無くしっかり営業中であった。そして人気の無いこのシーズン,いろいろ(ナイショ)サービスしていただいた。…と管理人のおんちゃんとお話していたら,夕方に合流予定でキリンテ地区としか伝えてなかったkatz氏が後ろに。黄色い車が目に止まった? タイミングよく到着したkatz氏を巻き込んでサイト設営。とは言ってもタープ・椅子・テーブルに調理器具等のみ。テント設営・撤収が億劫になってきた今日この頃,寝床は各自の車であります。

 予定よりだいぶ遅い下山で,もはや第一幕も始まろうとしている時間ではあるが,第一幕でのベストポジション獲得は至難の業であるし,汗を流さない訳にもいかんし。ひとまず燧の湯にざぶん。露天風呂の前の桜もピンクの花びらが鮮やか。平日であること,歌舞伎第一幕の途中であることの相乗効果で風呂は貸切。まったく贅沢度高い。
 とは言え長湯している場合でもない。ガシガシ洗うとこ洗って風呂を上がり,ばかの一つ覚え(現場近くの商店でビールを,参道で鳥唐揚を入手)をこなしてお久しぶりの歌舞伎鑑賞へ。





 そして舞台脇の桜は2000年以来の遅咲きで見事に歌舞伎に花を添え。…おや?なんだこの空き具合は?いつもなら鈴なりになる舞台を取り囲む石段の観客席は,家で横になって大あくびかきながらテレビ見てるぐらいの油断を許容する状況。?。んでもまぁさすがに撮影したいポイントはすんごい機材を抱えた方々に占有されている。とりあえず適当に普通に鑑賞できる位置を確保して唐揚とビールでまったり。

 そしていつものとおり幕間に移動,三脚を立ててさぁいつでも来い。第二幕は人気演目「奥州安達ヶ原 袖萩祭文の段」。見慣れた演目ながら定番てのはやっぱ面白いのだ。詳しくは見に行ってください。

 それにしても,薄暮の頃から始まるこの歌舞伎。上演中に日が沈むにつれ次第に漆黒へと変わっていく空と,ライトアップされて鮮やかに浮かび上がってくる桜…このライブ感がたまらん。も〜タマラン。






 ところで,初めて行かれる方へ。檜枝岐の夜は寒い。とっても寒い。標高1000m近い。昼間Tシャツで過ごせたからって油断しちゃダメ。出かける時点で,こんなに着たら暑くっていられない!ぐらいの格好をしましょう。毎度のことながら,軽装で寒さに凍える痛々しい方々が散見されます(かつてのワタクシもそうでした)。暖かくてウトウトできるぐらいの方が楽しいに決まってます。実際ウトウトしてましたがね。

 さて,演目も佳境に入ってきた頃,現在地よりもさらに良さげな撮影ポイント,ワタクシの前の席が空いたところで早速前進。ほれ,やっぱ思ってたとおり!とウキウキ三脚を立てていたら舞台上では皆お辞儀しとる…あ!と思う間もなく幕引き(汗)撤収です。

 キャンプ場に戻って夜の宴。つうても肉焼いて豚汁すするぐらいの慎ましい(?)食卓。いやぁしかしオートキャンプなんてしばらくぶり。タープの下で炭火囲んでガソリンランタンの音聞きながら深めに椅子に腰掛けて酒飲んで…マッタリ具合がいいわ〜。話はマッタク覚えてないな〜(笑)あ,そうそう,katz氏ビールその他の食材ありがとうございました。

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