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久しく待ちわびたシーズンインとしては,午前中に高気圧が直撃する今日この日を逃す手はないなと,すさんだ生活に終止符を打つべく,準備万端気合を入れて未明に仙台を出発。お山への道路を快調にぶっ飛ばしていた(注:法定速度内)。
目論見としては6時前にお山に到着,山腹で夜明けを迎え,これまでのうっ憤を晴らすべく思う存分撮影しまくった後,気温上昇前の粉雪を撒き散らして午前中には下山,ふもとのひなびた温泉でまどろむコース。
未だ腹だけはへこまないが,年明けから復活させた毎晩の腕立て腹筋背筋のおかげで,わりと身も心も軽めなのだ。 青空と穏やかな風が約束されたも同然な星空の下,真っ暗ながらがらな道路を疾走する爽快感ね。
そして,もはやお山のふもとへ差し掛かかろうかという頃,なんだかエンジンルームから気になるビビリ音が…。 2千回転を超えると大きさを増す,なんともいずいその音。近いうちに車屋に見てもらわねけねなぁ。 んで,4〜5キロ走ったその時。
「バチンッ」
…!?
いきなり目の覚めるような異音がエンジンルームから発せられた後,ビビリ音がぴたりと止んだと同時に充電警告灯が点灯。 動揺していたら暖房,ABS,パワステ,エアバッグと次々に消えて水温計も上昇,と思ったらインパネの照明も消え車の機能はほぼ停止。あわてて路肩に停車した。 なんだかとっても嫌な予感。
もちろん車屋は寝てるのでJAFに救援依頼。 ボンネットを開けてみたら…。 ベルトがぷっつり。オルタネータもウォーターポンプも回らんので終了です。 朝日にピンク色に染まりゆく山肌を背に,レッカーの憂き目に。
新車登録から2年弱,走行1万3千キロ余りで切れたベルト。実際摩耗している様子もあまりなく,結局ディーラーでも切れた原因ははっきりしないが,すべて保証であることと,レッカー代もディーラー持ちになったのが不幸中の幸いではあった。
しかしながら半日が修理でつぶれて,もうお山の方角を見んのも嫌なら,青空が広がってんのを見んのも苦痛。スタート地点にも立てなかったことがショックで,また酒をくらっております(いつもと同じか)。
ちなみにパワステ切れたら昔の重ステ程度だべと思ってたが,実はうんと重いのねん。
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