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2004 MAR 6
黒伏山偵察

黒伏山1226.7m
(2004.3.6)


徒渉地点


一応,下にはこんな面もある
 1週山をお休みして迎えた週末の土曜,ここ数日の雪でたまったであろうパウダーを求めて目指したのは月山。
 夜が明けると,そこそこの寒気と日本海を進んできた低気圧の影響で仙台市内でも粉雪で圧雪路。山形は庄内を中心に雷を伴って吹雪くって発表だったしヤバいかなと思いつつ,この時点では風もまったく無いので,一応向かう。
 家から山までずっと圧雪てのもほとんど経験無いな。
 で,山形に入るとワサワサと雪が降っていて,何台も除雪車が走っているけど降雪に追いつかない。視界もかなり悪くて道路の境が不明になることもしばしば。でも予報で心配された風は,あんまり吹いてないからとりあえず行く。
 月山新道から志津への分岐にたどり着くと,その先の路面の積雪は車でも要ラッセル。FFじゃツライ。撤退。

 しかしこの降雪,滑らずに帰るには忍びない。帰り道,ローカルのスキー場でも行ってみっかと戻ると,ナント寒河江あたりから日が差してきた。蔵王連峰や船形連峰にも日が差してるぞ。お!あの絶壁の山は,黒伏山!
 もうお昼近いが途中撤退を覚悟で行ってみる。
 登り口がスキー場の駐車場で料金(500円)をとられるのがイタイ。第4駐車場(ここだけガラガラだった)に車を停め,急いで支度。まだ青空が見えてるし風も無いし先を急ごう。
 駐車場から一旦,村山野川に降り徒渉。このくだりがエラク急でスノーシューよりつぼ足の方が良いだろう。後ろ向きで降りました。2本の沢が出合う直前(約700)で1本目の沢はスノーブリッジを渡ったが,2本目は飛び石伝いに徒渉。けっこうザブザブ流れててタイヘンだ。
 積雪は2月末の陽気で締まった雪の上に20〜30センチの新雪。ちょっと重い。
 スキーのトレースが1本ついていて,ありがたくそれをいただく。ちょこっと急斜面を上がるとしばらく緩い林の中の登り。青空はすっかり無くなり,木々がざわめき始める。
 しばらくすると小ピーク854へ。
 急に風雪になり,視界も悪い。低気圧が発達しながら東に抜けて冬型になりはじめた頃だろう。撤退。

 基本的に登りのトレースのそばを外さないよう滑る。斜度は緩く重い雪ではあるが,スワローテールはあまりそれを感じさせない。感心感心。重い雪でも使えるな。
 木のまばらなラインを選んで,あっという間に沢へ。再び徒渉し,駐車場に上がる急斜面へ。これが一番キツかった…。
 駐車場到着時には猛烈な吹雪に。コワイコワイ。
 徒渉に伴う一連の上り下りがけっこう難儀。でもやっぱ山頂までは行きたい。いずれリベンジを。
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