|
山行してるうちに気付いたのは,ソフトブーツを入手して以来,驚くほど精力的に雪山にアタックするようになったこと。その辺の理由を少し。 それまでは長くて重い板とクソ重たいハードブーツに苦労しながらも,次の3つの理由からアルペンでのバックカントリーにこだわりつづけていた。
1 どこかのサイトに“ハードブーツはキックステップができる”と書いてあった。 2 多様な斜面変化を見せるバックカントリーでも,パワフルなエッヂングがもたらす安心感と限界の高さ。 3 フリースタイルの道具が無い。先立つものも無い。
さて,“1”はそのとおりだ。確かにそのとおりだけどやっぱアイゼンとかつけないと怖いとこがたくさんだ。で,アイゼンつけんならソフトブーツにつけても大差ないんじゃなかろうか?と思った。 つづいて“2”はそのとおりだ,まったくもってそのとおりだ。 問題の“3”。これはいかんともしがたい。と思っていたら,ありがたいことに,toco氏からサロモンの板とバートンの(かなりくたびれた感じの)ブーツを譲り受けた(ありがとう!)。ビンディングはないそうなので自分で型遅れのサロモンのものを買い叩いてきた(ほんとにサロモンか?)。
そんなわけで,“1”と“3”はクリアしたので,“2”の練習に励むのみとなり,2002年よりフリースタイルで山ボードに臨んだ。で,実際やってみると, “1”はアイゼンつけりゃ問題ない。 “2”はまだまだ修行が必要ですな・・・。 “3”は泣くほどうれしい収穫。ソフトブーツの軽さに大ショック。はだしで歩いてんのかと思うぐらい軽快。アルペンのブーツで登り5時間の山が,ソフトブーツでは3時間半に!もうアルペンのブーツじゃ山は登れない・・・。 そしてアルペンはゲレンデ専用になってしまったのでした。
|