TOP雑感>2002.7.27
2002 JUL 27
アルペンとフリースタイル_その2
 確かボードを始めてフリースタイル(といっても今じゃ誰も知らないクレイジーバナナのオールラウンドの変なヤツ)で滑っていたのは2シーズンほどで,そこそこ滑るようになると徐々にスタンスを前向きにセットするようになった。スキーの感覚で前を向きたいのと,たまに見かけるアルペンスノーボーダーへのあこがれがそうさせるのです。なんと言っても,(なんちゃって)カービングを覚え始めた頃の自分にはアルペンのパワフルな滑りはことさらまぶしかった。

 で,買う気もなしにぶらぶらと眺めていたボード屋さんで見つけたダイナスターの板とUPSの靴を衝動買いする(アルペンの道具ってほとんど置いて無くって)。
 あこがれのアルペンデビュー。ハイスピードでスロープに描かれる一筋のカービングのライン!いつかゲレンデで見たアルペンライダーのイメージは,板をつけて立ち上がった瞬間もろくも崩れ去る。あれー・・どうやって曲がんだろー・・。

 初めてのアルペンは,初めてのボードと同等の不自由さを感じさせるに充分だった。微妙な足首の動きによるターンはそれを抑制され,硬い板と靴のシェルとは互いにがっちりとバインディングで固定され,ギプスをはめられたも同然であった(今ではやわらかいとさえ感じるけどね!)
 特にフロントサイドのターンは外傾を保つのが困難(怖くて)で,内倒,腰高のカワイソーな滑りをしばらく強いられることとなった。
 これがボードを始めたときと同等のショック。また一つの分岐点。・・・つづく。
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