品倉山

2010.1.24

10:00

営業中のゲレンデトップ

(約680)

なんか前夜の宴で無理矢理ひでぼに連絡させてケンケンを巻き込んだみたいです…。ヨロシクねーっと,この二人にkoro4とワタシ。

湯殿山スキー場のリフト一本(250円)利用で,営業中のゲレンデトップへ。

目指す品倉山方面の視界は利かないが,高気圧がいらっしゃるところなので,これ以上悪くはならないはず。

一応の目的は品倉山頂から北面,条件良ければさらに品倉尾根を奥へ。

休業中のゲレンデには前日までのものと思しきトレースがびゅーんとお山へ一直線。トレースを外れると膝上の重量級。

10:30

ホントのゲレンデトップ

(約760)

ハカハカいいながら最後尾でゲレンデトップ。うっすら品倉山が見えてきた。

この時期に来るのは初めてで,シーズン序盤はこの先,割と林なんですネ。品倉山の麓までの平行移動はまだ起伏も多くて,お帰りのコギコギはちと無理っぽい。快速のケンケン,ひでぼを追って鈍行(休んだり写真撮ったりしてる)。

次第に背後から青空が覗き始めると,あっという間に品倉尾根のガスが上がった。くそー今あの上に居たい。

俄然テンション上って初めて先頭に立って歩き始めたら,唐突にトレース消失。クッソーただのスノーシューイングか。いや,ここまでありがとうございました。

これからやっと登りに差し掛かるところでの膝上ラッセルに,猛烈ペースダウン。なんだか無理っぽい気がしてきた。

12:00

北西面取付き前

(約880)

でもケンケンとひでぼのラッセルは失いかけた希望を回復させるに十分な勢いがある。こまめに交代しようネと,ちょっぴり偽善者ちっくに言ってみたものの,なんてありがたいんだ,このパワー,ずっとアナタについていきたい。しかし先程までの青空はいずこへ…。

途中,皆さん燃料補給中になんぼかでも活躍せねばと道を拓く。股下すっぽりの落とし穴に苦しめられながら,なんとか品倉山北西面の取り付きへ。一段上げたところで電池切れ,最後尾に退いておやつ。

人心地ついたところで最前線を追いかけると,先頭のkoro4は腰上の雪を手でかき分けながらラッセルに励んでいた。

「この苦労は報われるんでしょうか。」とケンケン。ぅう〜ん答えようアリマセン。山頂は既に行ける気がしないけど,せめてなんぼかでも斜面上がって滑る形にだけは持って行きたい。

正面の北西面は,密林なりに北寄りがなんとなく疎林ちっくに思えたので,その方向で参りましょう。

さて,4人もいるので後ろ3人はとぉっても快適です。が,本格的に斜度が上がってくると,先頭は腿−腰で,横に足を振り上げながらのラッセル。花魁道中みたいなもんです。

んで,先頭が回ってきてみれば,既にその足の振り上げも雪面に届かず,ショベルを片手に雪を崩しながらラッセル。足がなんぼか楽な反面,上腕がつらい。つか,電池切れが早い。

koro4も頑張る。ひでぼも頑張る。特にケンケンの無尽蔵のパワーに感心しきり。歳はあんまり変わらないはずだが…。

と,ペースが落ちたなりに一歩一歩着実に高度を稼いでいたおかげで,諦めていた北面が望める尾根上に達す。一念岩をも通すのだ。

んでもこのあたりに来て,なんだか足元がルーズな感触。

ちょっと調べてみたら,いくつかの境界のうち40cmあたりが決断をためらわせる程度に微妙な感じ。この先北面の核心まで登るにしても滑るにしてもオープンのトラバース有りで,4人分の刺激がまたビミョー。

どうもヤバそうねと北面はキャンセル,登ってきた北西面を落とすことにしましょう。とっても残念,後ろ髪引かれまくり。

んでも久しぶりに山上の景色を拝んで,なんだか癒された。

14:00

ドロップ

(約1110)

血気盛んなケンケンとひでぼがもう少々上げてからドロップ。

あっという間に密林に突入し,なんぼかでも開けた斜面を探しながら落とす。

深くて重い雪は,ある程度スピードに乗ればそれなりの滑りにはなるものの,刺されば苦行。

16:00

ホントのゲレンデトップ

(約760)

あっちこっちではまりながら麓に降りて,登りトレースに乗るとジェットコースター。てな具合にうまくは行かないもので,起伏がふんだんなトレースはコギコギの連続。少々の登りでも頑張ります。板外すと股下すっぽりなんだもの。

というわけで,スノーシューだろと思っていたゲレンデ近くも必死にコギコギ。こんなにこいだ記憶アリマセン。

16:15

営業中のゲレンデトップ

(約680)