鳥海山 吹浦・象潟口間(笙ヶ岳)

2009.5.1

前日に引き続き鳥海山。面ツルが見えてしまった笙ヶ岳東斜面へ。4月末の降雪で本日に開通延期となっていたブルーライン山形側より。

abeくん,toco氏,koro4に加え,前夜酒田のあじとでバッタリしたHi6さん,akahiさんペア,と大所帯。

酒田の海鮮市場で優雅に朝飯を食ってゆっくりな出発だったので,吹浦口と象潟口の中間のいつものPは満車寸前だったが,そこはウマいこと寄せたり突っ込んだりしてクリア。

快晴で強い陽射しだが,気温低めで風冷たい。

昨日の歩き疲れと飲み食い疲れでいまいちピリッとしないが,今日も純白の美しいザラメがギラギラ。

11:15

大平・鉾立間駐車帯

(約1070)

スタートからクライマックスの登りにひと頑張り。みんなサクサクといい調子で羨ましい。

12:10

(約1450)

ぐいぐい先頭でステップを切るabeくん。いつも広い歩幅が今日は小刻みで,みんなから高評価。

先に行ってもらっといて言うのもなんだけど歩幅でかすぎて2番目以降のメリットあんまねんだよね〜,といつもボヤいてたんですワタシ。これは大変ありがたいことです。が,今度は狭すぎ…。

クライマックスを上げたところで小休止。降雪のおかげもあって雪渓も広大です。

さらに一段上げると後はゆるゆる。正面に見える笙ヶ岳までもう少し。

右手のお帰り斜面は,その白さとフラットさ,強い陽射しのおかげで遠近感無し。

笙ヶ岳三峰のたもとから最後の登り。左手に新山と外輪山がのぞき始めると,風,次第に強く寒く。

おー。三峰の頂上まで雪に覆われてる。初めて見た(かも)。

12:55

笙ヶ岳三峰

(約1660)

山頂を越えて東斜面の様子をうかがうと,昨日七高山から見えていたとおりの見事なフラットさ。稜線にクラックが入ってないもの初めて見た。基本的に本峰,二峰,三峰いずれからもドロップできそうな好条件。

13:25

ドロップ

トラックは三峰を北側に落とした地点から2本,二峰から1本入っていたものの,ハッキリ言ってほぼノートラック。

んで,TOPでakahiさん。行っていい?行っちゃうよ!てな感じで,ぴょーんと落ちてっちゃった…。こんなロケーションで躊躇なく飛んでっちゃうタイプの人であるという予備知識は得ておくべきであった。ここを飛んでっちゃった人を見たのは,まおぅ以来だナ。

その後うろうろラインを物色した結果,koro4本峰,abeくん本峰-二峰間,Hi6さん,二峰-三峰間,toco氏三峰から。

Hi6さん,koro4,abeくんの順でドロップ。

abeくん二峰の尾根の死角に入りカットなし。

koro4,画的に好きな感じだけど…画像ちっちゃすぎ。

toco氏,フラットな新雪の下は若干縦溝ありの様子だが,ほとんど影響なし?

んで最後にワタシ。いつも一番フラットで好印象な本峰へ。

雪庇の張り出しこそないものの,高さがあるとやっぱドッキドキ。スパッと落ちるのは躊躇します。つうわけで,koro4が入って少し削れた地点から。

直下で板を横にしないよう意識しながら真っ直ぐ落ちてみたら,昨日同様のナイスザラメ。

面で滑れてなお且つ走るザラメに,ちとオーバースピードで,板を横にしてしまったらバタついて痛恨の一時停止。

再スタート後はボトムまで楽しく滑れたと思います。

14:20

ボトム登り返し

(約1420)

お楽しみ後は登り返し。最後尾から先行者のステップをありがたくいただきます。…にしてもキツイ三峰への登り返し。滑って大迫力の斜度ですからそれ相応に。

よろよろしながら三峰到着。

14:55

笙ヶ岳三峰

(約1660)

二峰-三峰間から日本海へのお帰り滑走。トラック2本ぐらいしか入っとりませんナ。こちらも同様に純白ナイスザラメ。

一段落としてもう一段。沢筋に落として行きたい衝動に駆られるでかい地形を下部でトラバース。

例年のザラメなら(ブレーキがかからない限り)歩きなしでなんとかつなげる緩斜面も,今日はふかふか過ぎて少々歩く。

このあたりから雲がもくもく,陽射しが遮られてちと残念。

ここから下の中斜面も雪渓広く,なかなか快適ザラメ。

15:45

大平・鉾立間駐車帯

(約1070)

最後の最後,駐車場前の斜面でねっぱって難儀した。ま,大勢に影響はない。

今季は大量の降雪がナイスザラメに化けた日にタイミングよく当たったおかげで過去最長不倒の鳥海だったかも。おかげで汚れたザラメで滑りたくなくなってしまった。