月山・弥陀ヶ原

2007.8.11

北側から入ったことの無かった月山。

仙台からだと遠いしさ〜滑る価値あんの?な地形だから下見しようとも思わないしさ〜山関係の雑誌の紹介も全然良さげに見えなかったしさ〜,行く理由が無かったわけですよ。

鶴岡の赤川花火大会のついでです。

三川の道の駅で一晩明かして未明出発。

おや,すっきり快晴で鳥海も月山もくっきりシルエット。

8合目までの道は狭くて急カーブの連続でおまけに長かった。

駐車場到着前に日の出を迎える。

8合目駐車場には朝っぱらから多数の駐車車両と大型バスも数台。あんな道上がってくんのかバス。

是非はともかく8合目まで伸びた道路のおかげで,既に見晴らしの素晴らしい森林限界上。

6:10

8合目駐車場

(約1380)

早速支度して…つうか弥陀ヶ原しか歩かない予定なんで支度もへったくれもないんだけど,なんとなく山装備ぽくして入山。

弥陀ヶ原西側に位置する駐車場より東へ向かう。

夜明け前には弥陀ヶ原に入りたかったけど,まあこのタイミングでもわりと良好なライティング。緑の草原と点在する池塘,快晴の空が映えるネ。

コバギボウシやらイワショウブやらイワイチョウやら咲いてた。ニッコウキスゲやコバイケイソウの実も。

道なりに進むと南に方角が変わって御田原参篭所。前にはでかい兎が鎮座。

6:50

御田原参篭所

ここから時計回りに弥陀ヶ原一周。

まず東に向かい,沢状の地形に入ると早速東向きの面にはニッコウキスゲの群落,コバイケイソウ,イワイチョウ等。

北には鳥海のシルエットも浮かんでヨイ感じ。

おんちゃんおばちゃんカメラマンの群落も。みんな楽しそうです。こらテンション上がるわな。

沢状を上がるとチングルマ(果穂)の群落。

キンコウカ,イワショウブ,ミヤマリンドウ,コバギボウシ,アキノキリンソウ,ウメバチソウ等。

池塘を縁取るようにモウセンゴケがきらきら。池塘には数匹のイモリ。アホっぽい泳ぎ方に目が釘付け。

東に突き当たり,周回コースを逸れて北に少々進むとオゼコウホネの池塘。尾瀬と違って元気な咲き具合。

8:50

オゼコウホネの池塘

しばし鑑賞後,さらに突き当りまで進むと…遠方に目を疑うオゼコウホネの大群落の池塘。見えてる範囲だけでも50〜60は咲いてる。。コリャスゲー!「ガッサンコウホネ」って改名しろっ。

200mmじゃ寄せられない距離だったのが残念。

周回コースに戻り,少々南下。

池塘の周りのモウセンゴケは極小の花をつけている。

途中,またまたコースを逸れて東へ。

少々高度を下げると,東向きの面にはやはりニッコウキスゲの群落とコバイケイソウ。

そこから少々下って南に進むと…おぅっっ。嗚咽の洩れるチングルマの群落。隠れるようにイワカガミも。

9:35

チングルマの群落

大群落に圧倒されてふらふらしてたら,よく見ると小さな沢を挟んで対岸はヒナザクラの群落。おんなじ白+黄で気付がねがったわ。ところどころにイワイチョウも紛れてる。

もともと夏山が趣味でねーので,こんな風景は初めてです。うーんスゴスギ。

再びコースに復帰して南下,道なりに西に向きを変え,ベンチで一休み。

高くなってきた陽射しはジリジリ夏のもの。

休憩後,右に左に池塘を見ながらゆるゆる駐車場へ。

一箇所に初夏から初秋までが凝縮するエリアだった。

11:15

8合目駐車場

※標高差はほどんとアリマセン。せいぜい70〜80m。

※時間が超かかってんのは撮ってるからです。歩くだけなら1時間程度?