月山

2007.5.24

久しぶりに月山。同行toco氏。

朝から快晴の月山。5月も末とはいえまだまだ雪もたっぷり。

9:30

リフト上駅

(約1510)

リフト上駅から望む本峰,鍛冶月光の残雪具合もハイシーズンのそれに近いような。

リフト上駅付近より本峰

ひとまず姥ヶ岳東面をトラバース気味に落して登り装備。

当初,牛首—鍛冶月光—山頂台地—大雪城—清川小屋付近の予定だったが,ここから仰ぐ西俣沢の具合がなんだか良さげ。

月山への道中,寒河江—西川あたりから見た限りでも,西俣沢上部と大雪城間の残雪の途切れ具合もさして大きくなさそうだったし…予定を変更してここを上げることに。

10:00

西俣沢取り付き

(約1450)

姥—牛首間の見事な縦溝とは無縁なフラットな雪渓をひたすら尾根目指して直登。

初めてのルートは振り返る風景が新鮮でよろしいです。見晴らし抜群。風が止まると酷暑ではある。

直登は効率が良い分,疲労もダイレクトでなかなか堪えるが,割とあっという間に雪渓上端到達。

牛首までだらだら歩くのとはえらい違いだ。

人もいないし眺めイイし文句無し。

11:05

西俣沢上端

(約1800)

西俣沢雪渓上端より姥ヶ岳

小休憩を挟み,大雪城までの砂礫&ハイマツ帯の歩き。

ゴメンナサイヨとハイマツ,ササやぶをかき分けかき分け,意外とすんなり大雪城へ。

相変わらず広大だわ。

12:00

滑走開始

(約1900?)

少々北にトラバース気味に上げて滑走開始。

フラットな大雪城も,沢型が深くなってくると縦溝と無縁ではない。

なるべく沢底を避けながら落としていく。

大雪城より葉山方面
清川行人小屋

12:20-13:05

打ち止め大休止

(約1530?)

清川小屋前の急斜面を避けて,沢左岸をストンと落とし打ち止め。

ランチタイムです。

ここから南に清川小屋前の斜面とそのスカイライン越しにうっすらと朝日連峰の眺めがイイ感じ。

空気がクリアなら完璧だ。

あのスカイライン滑ったら画になんでね?とtoco氏にけしかけるも腰を上げるつもりはないらしい。

んではワタクシ一発やって参ります。

斜面上部へトラバースしながら到達,丁度スカイライン上になんのはどのラインだ?とうろうろした後ドロップ。

13:30-13:35

清川小屋前斜面

(約1620-1450)

斜面上部から割れもなくフラットな広い面ながら,そこそこ斜度もあってなかなか小気味よい滑りとはいきませんな。

なじょだ?撮れたが?

葉山方面

13:40-15:15

登り返し

(約1450-1850)

さて,お帰りの登り返しは往路の西俣沢上部まで。

この大雪城の登りって,広くって歩っても歩っても景色変わんねぐて。

往路でしっかり目に焼き付けていたはずの雪渓入口を見つけるのにも結構迷った。

高度計なかったら厳しかったかも?

西俣沢上部より姥ヶ岳
西俣沢上部より姥沢方面

15:40

西俣沢滑走

(約1800)

再び西俣沢。んで,ドロップ。

つっても沢ん中でなく右岸の雪渓上なんだけど,いいなあいいぞこの斜面。

牛首から帰ってくんのと比べたら(まあ鍛冶月光なんてほとんど滑れないわけだが),まっすぐ落とせるしだらだらしてないし縦溝ないし。

上部に何箇所かクラックあんのと,沢さ落っこちないようにだけ注意しよう。

16:00

西俣沢ボトム

(約1450)

ボトムまで落として一息。

「リフト上駅までの登り返し」or「夏道沿いにトラバースで姥沢小屋」の選択。後者にした。

右奥に本峰と西俣沢

予想通りの縦溝鬼トラバース後,南面は姥沢小屋までヤブだらけだったが,そこは一発根性で滑り通した。エライ。

16:35

姥沢小屋

(約1190)

ちなみに姥沢の駐車場はブヨパラダイス。仕方ありませんね。

んでも耐性がついてきたのか,最近はアブにやられるよりゃマシだなあ。