茶臼岳
2006.12.30
同行は撮影機材アドバイザkatz氏。
少雪はどこへ行っても一緒。
八幡平スキー場は未だヤブが埋まりきらない。
んでもまぁ茶臼まで行きゃああんでね?と第2リフト乗り場へ。
いつもの通りゲレンデトップまで一回券2枚買おうとしたら,ナイデスと係員。
ここで取り扱うか否か方針が決まらないんですよと,イマイチよく分からん理由で振り出しに戻る。
駐車場前のいっぷく茶屋内に移動していた券売所にて,結局下からリフト三本分購入。
ナント一回券は月山スキー場に迫る500円に値上がりしておった。イタイ1500円の出費。。
リフトから望む茶臼,前山,樅山方面。見る限りヤブだらけの状態ながら,慎重に選べばなんとかつなげられそうな雰囲気。
大黒森・茶臼岳のピストンは避けたい。
9:40
大黒森山頂
(1446)
大黒森山頂から先には未だトレース無し。
斜度の出てきたところでいつもの通り板に乗って鞍部まで落とすつもりが,元気なヤブと緩い斜度+新雪に阻まれ,結局スノーシューイング。
まあ茶臼小屋下の斜面がノートラックの可能性大なんで頑張りましょ。
しかし一眼レフ2台体制は重いな…5D+EF24-70mm F2.8Lと20D+EF70-200mm F2.8L ISで締めて4kgほどを腹と背中に仕込んでのハイク。
10:50
恵比須森
(1496)
うっすらと見通しもあり,時折陽の射す天候は全般に穏やか。
恵比須森より望む茶臼岳直下の斜面は,少々ヤブが埋まりきらないものの,大きなターンを刻める程度に面が確保されている。
11:25
茶臼小屋
(約1550)
茶臼岳の緩い道をつめると間もなく茶臼小屋へ。
恵比須森の手前で抜かれた単独のスキーヤーが中で休憩中のよう。
到着後すぐに追いついてきたMの会をご存知のスティングレーの方とちょいとお話。
とりあえず小屋下を一本やってから小屋でメシにすることにして,早速斜面へ。
面と距離が確保できそうだった茶臼岳直下まで移動。
陽射しは徐々に失われつつある様子で,タイミングが肝要。
12:00
ドロップ
スピードとターンの大きさが確保できそうな面の,脇のヤブ付近まで落とし(←今シーズン初滑り。雪も割と良くって快適。),riderを待つ。
なかなか光が来ない中,じっと我慢。
ぼんやりと陽が出てきたところでgoサイン。
ウーン。結局すぐに雲隠れ。その後林間まで好き勝手に落として一本目終了。
小屋までの登り返し途上,ソレが欲しかったんだよ,な光がさんさん。残念。
件のスティングレーさんは小屋下斜面をやった後,そのまま前山方面へトラバースしていった模様。
13:00
茶臼小屋
(約1550)
小屋に到着するとたくさんのお客さん。ツアーのようです。
建替え後初めて入った茶臼小屋。石油ストーブの一つでもありゃ文句無しの快適さ。
ツアー客とはほぼ入れ替わりのタイミングで,ゆったり休ませていただきました。
そろそろ行きますかと外の様子を伺うと,ぼんやり陽も射してる感じ?んでは参りましょう。
13:30
茶臼小屋出発
(約1550)
後片付けをして外に出てみると,風雪が強まり視界も悪化していた。
こりゃ冬型決まってきたなと,前山登り返しは捨て,前山尾根までトラバース。
ところどころヤブに阻まれながらも尾根上に乗る。
雪が少なく硬い尾根,潅木を避けながら中斜面へ。
ハイシーズンにはつるんとした一枚バーンもヤブだらけ。
斜面端のまとまった面に入ると快適な新雪。
ここからヤブをくぐり抜け,恵比須沢への最後のシュート。
雪付きが悪くて狭いながらも滑るには支障なさげ。
眼下には茶臼から沢を落としてきたと思しきボーダーがぴゅ−んと滑り降りていくのが見える。沢埋まってたのかしらん?
じりじりと沢まで落として後続のkatz氏を待つ。派手にスラフを流しながら降りてきた。
沢沿いのお帰りルートは締まった走る雪でポールいらずだったが,一部石が浮き出ていた。
その後アスピーテラインまで間もなくのところで,横に一筋のライン。近づいてみると幅,深さとも1m余りのU字溝(水流あり)。思わぬところで行く手を阻まれる。
ここをkatz氏は安全策,ワタクシは無茶しました…年甲斐もなく。次からは見習いますデス。
残りはするするっとアスピーテラインに乗って除雪終点まで。
滑りのたびに光が無くなったのが心残り。
14:30
除雪終点
(967)
いっぷく茶屋で荷物を乾かしていたら,RASU-Tのすーさんが。
お山の格好で会うのは初めてだから気付かねーべと声をかけたら「熱い視線を感じていた」と(笑)。
あと1m増えるだけでも違うべな〜。少雪。