鳥海山・鶴間池

2006.10.14

数日前から間違い無しの好天が見込まれたこの日。

八幡から入り,大台野T字路を過ぎた頃には外輪山が朝日に赤く染まり始める。

大興奮の快晴。

つづら折の道路を上がるほど燃える紅葉。

ちょうど鶴間池を俯瞰する「のぞき」あたりから真っ盛り。

池にはいよいよ陽が差し込み始めるところ。

6:30

「のぞき」

(約980)

車を置いて支度を済ませ,熊鈴を鳴らしまくりながらブナ林に入る。

ここいらは,いつヤツに遭遇してもおかしくない雰囲気満点。

黄色く色づいたブナ林の明るさが好き。ブナはいいな。年間を通じてキレイだわ。

緩やかにブナ林を降ると間もなく池への急降下。

はしごやロープがかけられた急斜面がしばらく連続。

冬季の積雪で湾曲したブナの根元。腰掛けんのにちょうど良さげ。

外輪山方面の燃える山肌を眺めながら,どんどん高度を落とす。

しかしこれを登り返すのはお仕事だな。

7:10

鶴間池

(約815)

やがて斜度が緩み,深い森の中に入ると間もなく池のほとりへ。

先客2名カメラマン。

そして大興奮の鶴間池撮影開始。

水面に映える鳥海山と山肌に燃える紅葉&黄葉。弱い風も時折止んで鏡と化す。

一部しかお見せできないのがザンネンデス。

先客はコーヒータイム。

ストーブのイグナイタの調子が悪いらしく,トーチを貸したら一杯ご馳走していただいた。

その後しばらく撮影に没頭した後,そのカメラマンからシークレットポイントへお誘いいただく。コレ幸いと同行させていただくことにした。

立派なブナ林に分け入ることとなるが,3人分の熊鈴と話し声があれば,寝ぼけた熊も気付いてくれるべ。

ちなみに池のほとりに程近い鶴間池小屋は,前情報どおりブナの倒木によって真っ二つの憐れな姿に。

しばらく追随して辿り着いたそのポイントは,先ほどとはまた随分と違った景色。

千載一遇のお天気と幸運な出会いに感謝しつつシャッターを切る。

ひとしきり撮影後,再び小屋前へ戻り,先ほどよりも陽の上がってきた景色を撮影。

8:45

鶴間池出発

(約815)

ふと気付くと酒田のじゅんぺ&のりPとの待ち合わせ時刻が近い。

充分堪能したことだし引き上げることに。

お帰りは前出の急斜面。

終始両手両足が大活躍の登りに一汗かいて「のぞき」到着。

本日の目的9割がた達成?の充実感。

9:30

「のぞき」

(約980)