一切経山
2006.10.12
そろそろ紅葉だろ。と,時間のできたこの日向かったのは一切経山。
磐梯吾妻スカイラインはつばくろ谷あたりから色づき始める。
いまひとつすっきりしない空模様ながら,この渓谷の深さと奥行き,その眺めに釘付け。
さらに高度を上げていくと,荒涼とした火山の山肌に紅葉が映え,路駐しては撮影しを繰り返しながら浄土平へ。
兎平駐車場にて山行の支度。
10:20
浄土平出発
(約1580)
すっかり穂の開いたススキの浄土平を突っ切って,一切経山直登尾根に取り付く。
空気が霞んで見通しイマイチ。
風もやや強く,シェル必須。
後方に吾妻小富士と樋沼のカルデラが覗き込める程度に高度を上げると,やがて前方左手に酸ガ平と鎌沼,前大巓の景色も見えてくるが,相変わらず白く霞んだ景色。
尾根左手に回り込むと浄土平方面の視界が無くなり,間もなく酸ガ平からの道を合わせて,山頂への緩やかな登り。
再び尾根に上がり右手後方に吾妻小富士が姿を現すと,山頂はもうすぐそこ。お手軽コース。
12:10
山頂
(1948.8)
こんもりとだだっ広い山頂は風がバンバン通り抜ける。
山頂を通り越してお目当ての五色沼を覗き込むと…やっぱり白く霞んだ景色。
せっかくの青い瞳も形無し。
おまけに強風で水面もさざなみに覆われて残念。
お昼ごろから良さげだったんだけどな〜天気。
とりあえずツェルトを出して風を避けながらしばらく様子見。せめて風だけでも止んでくれ。
しかし待てど暮らせど変わらない状況にしびれを切らして撤退。
お次は酸ガ平へ。
13:40-14:25
酸ガ平避難小屋
(約1770)
相変わらずキレイな酸ガ平避難小屋にて昼飯を喰らい,これまた美しい便所にて用を足したのち,鎌沼周回コースへ。
風は一向に止む気配が無く,暗い雲に覆われたりしながらも,陽射しはわりと頑張っている。
14:35-15:10
鎌沼
さざなみ立つ鎌沼のほとりの木道をぽくぽく歩きながら,この辺の紅葉は既に焼け焦げ終わってたな〜とセンチメンタル。
あっという間に沼をぐりっと回って浄土平への下降。
この斜面の木々はわりと色づきも良く…んでも午後の弱い順光でぺたっと。
15:40
浄土平
(約1580)
浄土平に降り立ち,オプションで樋沼へ。
ん〜…な感じで終了。
この空気の白さは読めませんでした。