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2004.3.28 鳥海山(ボサ森)
route(140KB)
 またまた週末は好天の予報で,新規ルート,鳥海山は湯の台コースへ。冬季閉鎖解除後に滝の小屋下の車道終点まで上がっての山行の経験はあったが,冬季閉鎖中に下の大台野から上がるのは初めて。同行はtoco氏とshibuさん。
 病み上がりにもかかわらず朝2時起きで二人を拾って仙台を発ち,朝6時過ぎに大台野T字路(491)到着。
 高気圧直撃のはずだが山の上はガスの中。ま,すぐに取れてくるだろう。朝日の射し始めた庄内平野は見通しがよく,海岸線もくっきり。
 スノーシューかアイゼンか迷ったが,最近の山行の様子から,新しい雪があったとしても下は締まっていると踏んでアイゼンのみ。荷物軽量化。ちなみにtoco氏はスノーシュー。
6:40 大台野T字路(491)出発
東側の稜線がわずかに見える。
 しばらくは緩やかな牧場を山に向かってハイク。ほとんど無風で寒くない…いや,暑い!…少し歩いたところで上着を脱ぐ。時折り日も射し始め,最初の斜面に取り付いた頃にはすっかり青空に。ちなみにこの斜面にたどり着くまで1時間ほどもかかってしまった…。
 林間は初めのうちモナカで少々骨が折れた。加えて体調不良の影響ありあり。toco氏とshibuさんは沈まずさくさく上がっていく。林を抜けたところでしばし休憩させてもらう。
 落ち着いてきた頃ハイクアップ再開。以降の雪面は締まっていて歩きやすい。斜面はすぐに緩やかになり,前方に鳥海山がその姿を現す。
 や!これは絶景!雲なし。
 しばらく緩やかな登りで,帰りの滑りが思いやられるが,そんなこたどうでもいいや,目の前の景色の圧倒的なデカさに思考停止。
 だんだん斜度が出てくると暑さも限界,今シーズン初,Tシャツ1枚でのハイク。すぐにでもゴザひろげて缶ビールをプシッとやりたい。
9:10 宮様コースの切り開き
 それにしてもこの斜度の緩さ,歩いてる距離の割りに高度が稼げてない。快晴無風の状態でパンツのベンチレーションも全開!shibuさんは相変わらず滝の汗をかいてる。
 宮様コースの切り開きには,締まった新しい白いのが10cmほどのってていい感じ。平地にはところどころキッタナイ黄砂色のクラストした面が出ている。
 途中出会った地元酒田のスキーヤーは頻繁に上がっているらしく,仙台から日帰りで来たと言うと,よく来てくれた,天気が良くてよかったと,我々をお客さんのように歓迎してくれた。
10:00 滝の小屋下の荒木沢
 滝の小屋(1280付近)が近づいてくると,右手にきれいに埋まった荒木沢がいい感じ!そろそろ滑りてー。

10:25 滝の小屋近く(1280付近)
 滝の小屋が見えてきたところで,寄るかこのまま登るか相談。天候の安定しているうちにイケイケということで,小屋は帰りに寄ることにした。
 小休憩後,小屋上のオープンを登り始める。朝一のゲレンデ圧雪バーンの様な白くてきれいな締まった雪面。
 くるぶし程度まで沈むがアイゼンがしっかり食い込んでまったくずれない。粉が舞うような雪ではないが,ある意味極上の雪質。
 風が出てきてこれが冷たい。上着を羽織る。

11:15 河原宿近く(1530付近)
 斜度がそこそこあるので歩みもスロー,みんな限界が近い?河原宿前の台地に上がったところでまた相談。マタフリ沢上部の貝型雪渓から中沢雪渓へ渡って上がっていくと行者岳〔2159m)の直下までアイス無しで上がれそうだったが,みんな体力の限界が近づいているのも事実。
 途中撤退でも何か目標が欲しかったので,北西の方向にボサ森まで上がって打ち止めとすることにした。いや,ボサ森の斜面に良さそうな雪がついてたから…。ま,当然その対価は前払いだが,先行のつぼ足のトレースが使えたから,ずいぶん割引にはなったろう。
12:05 ボサ森(1720)到着
 北西に笙ヶ岳,二峰,三峰,扇子森,北東に外輪山へと続く山並みは圧巻。庄内平野から月山にかけてと,最上の方面も霞が濃いながらも見渡せる。達成感あり!
 風が冷たい。滑降の準備。
 登りで山頂付近にうっすらかかっていた雲も消え,真っ青な空の下,滝の小屋へ向けて滑降開始。
12:35滑降開始

Rider:toco

Rider:shibu
 これ以上無いってくらい上質の圧雪バーン(ゲレンデなら)仕様で,あっという間にボサ森の斜面を滑り降りる。若干ブレーキングあり。好天でここぞとばかり滑りの写真を撮りまくるが,イマイチピントが合わんな〜…特にtoco氏に合わん!

Rider:toco

ボサ森の斜面
 河原宿前の台地を惰性でやり過ごし,滝の小屋上の斜面へ。

中央に滝の小屋

Rider:shibu

小屋上の斜面と右上に外輪山

Rider:toco
 ボサ森の斜面よりも斜度的にも距離的にもこちらが上かな。撮影を入れながら,まずワタクシが滝の小屋へ達すると,2回の窓から顔を出していたオバサマがヒューヒュー言っていた。ドーモーと応えて,上から滑り降りてくる二人の撮影に入る。その間もずっとヒューヒュー騒いでた。テンション上がっちゃうな…。
 shibuさんが降りてきた頃,「おーい!センダーイ,休んでけー!」と小屋からオジサンの声。登りで出会った酒田のスキーヤーであった。
 降りてきたtoco氏はこの斜面がいたく気に入った様子で,登り返さん勢いで興奮しているが,とりあえず小屋でメシ。
13:00 滝の小屋
 小屋は立派だ。休憩料200円を箱に入れてオジサンの居る2階へ。こりゃ大宴会可だな〜。各々メシの準備をしていたら例のオジサン,ビールを持ってそばへ。有無を言わさずみんなに注ぎ始めた。タイヘン恐縮しながら一杯いただく。これがキンキンに冷えてて旨いのなんのって…イヤイヤ,今日は仙台まで帰らねばならない,ここで撃沈するわけにはイカン。2杯目は遠慮して,メシを食いながらいろいろ話をした。てか,された。あの人に聞けばたいがいわかる,みたいな人であった。

13:50 礼を言って小屋をあとに。

Rider:shibu

Rider:toco
 小屋下の斜面もなかなか快適なオープンで,その後林に突入。宮様コースの上部まで快適に飛ばす。shibuさんはまた,滑らんと言っている。toco氏は快調のようだ。
 宮様の切り開きはすでにスキーヤーのトラックが刻まれていた。雪もかなりの陽気でザブザブ。この斜面を降りたところから平地と斜面が交互に現れる。

Rider:toco
 平地はポールで推進。まぁ降り基調だから,こげばよく滑る。例外はshibuさんの滑らないスキーのみ。
 もっと降りで苦労するかと思ったが,意外とスイスイ進むし,林間の斜面も楽しいし,苦もなくあっという間に大台野に。
14:40 大台野

ばんざいっ!
 ピーカンの鳥海はとびきりデカイ充足感を与えてくれた。あー帰りたくねー。拉致してくれ。
 余韻を引きずりながらゆっくり荷物を片し,鳥海山荘で長湯。風呂からは月山から庄内平野,日本海までのでっかい見晴らし。
 すっかり腹が減って,他に行くとこないのかよ,の酒田のワンタン屋へ。今日は臨時休業じゃなかったな〜!またしてもフラッグシップを喰らって満足。
 夕暮れの帰路,右手に月山,左手に鳥海山を眺めながら最上川を遡ってゆくのでした…。いやだー!帰りたくな〜い!
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