姥ヶ岳
2004.3.13
季節的に徐々に粉の確立が低くなってきたこのごろ。
福島方面が好天の予報も,手っ取り早く粉をいただくには降雪中かなと,風は強そうだが雪の予報の月山エリアへ。
同行はtoco氏。
夜明け前に仙台を発ち,志津到着は7:40頃。
日が差したり陰ったりの天気だが,風も無く穏やか。降雪は無し…。
7:50
志津出発
除雪が始まってアスファルトの露出した道路を歩き始める。
月山荘前を過ぎ,ネイチャーセンター分岐から雪の上へあがる。
ザックザクの雪はほとんど沈まない。
ガンガン日も照ってきて暑い。
ネイチャーセンター上の台地にあがると,姥ヶ岳や湯殿山も良く見えるなぁ…と思ってたら一転雪に。
ずいずいと気持ちの良いブナ林を突き進んでるうちに,それも止んで再びザクザク。
ところどころ粉がのってる程度で,春の雪。
姥沢が近づくと斜度が上がり,ひと頑張りで姥沢へ。
9:30
姥沢
姥沢に上がると風が出てきた。
空は曇り空だが姥ヶ岳も見えてる。
今のうちに上がってしまおうと休憩無しでハイクアップ。
姥沢小屋付近で空が灰色になってきた。
と,まもなくガシャゴロゴロと雷鳴が。
冬季,日本海側では雷が鳴るという話を聞いてはいたけど,遭遇したのは初めて。
しかも雪山の上で,これは恐ろしい。
9:45
リフト下駅
リフト下駅で様子を見るが,風もどんどん強くなって,あっという間にホワイトアウト。すぐ前の木も見えなくなった。
動けなくなったので,雪洞でも掘ってみるか。
10:50
雪洞完成
大人二人が寝れるくらいのを掘った。
雪洞の中は平和で,ストーブをたくと暖か。
しばらく動けそうに無いのでメシにする。
しばらく停滞後,外をうかがうと風雪模様ながら視界はある。灰色の雲も無くなった。
沢コースをリフト上駅まで上がっていくことにする。
12:00頃
リフト下駅出発
視界は40〜50mほどあるようだが,なんせ木立のほとんど無いところで真っ白。
どんどん沢の左岸を上がっていくと,まもなくリフト上駅へ。
12:50
リフト上駅
雪はとっても少ない。5月の連休過ぎか?と思うほど少ない。あと1〜2mは積もってくれ。シーズンが短くなる。
とにかく強い風。降雪と相まって視界は悪い。
姥ヶ岳登頂はあきらめて,沢コース滑降に。
実は沢にはイイ粉がたまっているんだけど,荒天で雪面見えず。
ちょこちょこ撮影を入れながら姥沢へ降りていくものの,写真もイマイチ。
リフト下駅を過ぎると,降雪は相変わらずだが視界は回復。
姥沢下の急斜面に突入すると,しばらくの停滞とハイクアップの間にそれなりの降雪があった様で,たっぷりとした軽い粉が舞い上がる。
まばらなブナ林の粉斜面で快楽モードにスイッチ。
ネイチャーセンターまでの半分ほどを落としたあたりから青空と日差しが戻ってきた。
小さな沢に入って粉を当て込み,ネイチャーセンター上の台地に登り返し,さらに下まで粉をいただく。
六十里越街道の除雪された道路に降り立つと,ここも十センチほどの積雪で,結局志津も同様の積雪であった。
14:40
志津
目論見どおり降雪中の粉をあてただけに,荒天での停滞は帳消し。
帰りは水沢温泉でうとうと,粉斜面がフラッシュバック。
月山ビールを入手した後,寒河江の某ラーメン屋へ。
相変わらずあのワンタンメンは旨かった。