栗駒山

2004.2.1

予想気圧配置では,本州が高気圧にすっぽりと覆われる見込みの日曜,未だ冬季登頂が果たせていない栗駒山へ。

明け方頃,除雪終点「いこいの村栗駒」に到着し模様眺め。

風が吹き荒れ,山の上はガスってる。

陽が上がると何人かの山スキーヤーが入っていくので焦るが,この状況では昨年同様,いわかがみ平敗退は必至。

準備だけ済ませ,もうしばらく車中でうつらうつらしながら風が止むのを待つ。

10:30

「いこいの村栗駒」

(832m)

待つこと3時間。状況変わらず。

あきらめて準備した道具を片付けていたら,幾分風がおさまってきた。

上のガスは相変わらずだが,せっかく来たし,いわかがみ平まででもいいや。出発。

数日は降雪が無いようで,トレースはがっちり,斜面にも何本かトラックが刻まれている。

おかげで,昨年が全行程ラッセルだったのに比べ,すこぶる快適なハイクアップ。

トレースを逸れても雪は浅く,ひざ下程度。登りは助かるけど滑りはどうかな。

林の中は風がほとんど無く暑い。

森林限界上は風が冷たい。

気温は-5℃前後ながら,風が強く,体感温度は低い。

11:20

いわかがみ平

(1113m)

九十九折れの道路を何度か渡り,いわかがみ平到着。

避難小屋には今朝方上がってった山スキーヤーご一行様が入っているようだ。

風は去年よりゃマシ。ガスはずっと上のほうだし,昨年と同じ結果では残念なので,もう少し上がってこう。

トレースのおかげで楽だったので,休憩せずに登り続ける。

レストハウスは屋根から地上まで雪でつながり滑れそうです。だれかー!(求むフォトグラファー兼ラッセル要員)

やっぱりというか,いわかがみ平から上はほとんどクラスト&シュカブラ。

滑るのは楽しくねーだろなーと思いながら,とりあえず進む。

11:55

新湯沢右岸

(約1250m)

いつまでたっても風は強いし,ガスで空も暗いし,雪面はバキバキだし…撤退。

いわかがみ平までは予想通り楽しくない滑り(泣)。

いわかがみ平から下は,登ってきた広い尾根伝いに潅木をよけながら落としていく。

中間部にほんの少しあるオープンは,あっという間。

そこから下はツリーラン。

このあたりはプラスの気温。朝方粉だった雪も見る影無し。

出発が遅かったので仕方ないね。

重い雪だが,斜度があるのでそれほど困らない(刺さると困る)。

12:30

「いこいの村栗駒」

(832m)

あっという間にいこいの村到着。

それほど汗もかかなかったなー。

ササっと片付けて,いこいの村で温泉(500円)。

のんびり湯につかっていたら,館内放送。

「お客様にお知らせいたします。ナンバー××××の××××(車種)のライトが点灯しております。至急お車にお戻りください。」

肝心のナンバーと車種が風呂場の反響で聞き取れん。

…夜道を走ってきたからライトはON。

…山のふもとで明け方だったからスモールに切り替えたな〜。

…ウーン駐車場に着いた後が思い出せん。

…下山後も点いてたようにゃ見えなかったけどな〜。

はっ!もし点いてたら結構な長時間だ!ライトと寒さでバッテリーにはダブルパンチだ!

結局気になってゆっくりつかってられず,あたふたと風呂から上がって戻ってみたら,ワタクシの車は無事でした(泣)。

栗駒は厳冬期,晴れることはあるのか?いっつも風強いし,山頂見たことないし。

春になる前にリトライしたいとこだが。