2003.6.22
月山
今回も目的は山頂東側の大雪城。
この時期,雪面が荒れていないか不安はあるが,雪はまだまだあるに違いない(希望)。
8:23
姥沢駐車場

同行のtoco氏とshibuさん。お馴染みのメンバー。
姥ヶ岳は6月下旬ながら,まだまだ大斜面。草木は既に深緑,うっそうとしてるのにこの雪の量は素晴らしい。
天気はいいすねぇ…初夏の陽気で準備だけで汗ばむ。短パンにTシャツ姿。
姥沢小屋も深い緑の中で,その上のリフト下駅付近も雪がない。コンクリートの歩き。
8:38
リフト下駅
リフト乗場前で鮮やかな黄色が目に飛び込んでくる。


券売所で(お高い)リフト券,1回券を購入。雪のないリフト乗場を歩き,板とザックを抱えて乗り込む。
さすがにこの時期,混んではいないですねぇ。リフト待ち無し。リフト上から左手に,姥ヶ岳越しに残雪がまだらになってきた湯殿山も望まれる。
9:00
リフト上駅

リフトを駆け降りると,小屋と木道越しに月山。随分緑の占める割合が大きくなってきたけど,あの向こう側にはまだ,デカイ雪渓が残ってるんだろなぁ〜(希望的観測)。
いちお快晴ですね!
左手には姥ヶ岳の1枚バーン。Tバーリフトに人が群がっている。
6月の下旬に月山に来たのは初めて。この時期になると,滑る人と登山の人が半々ぐらいで,わずかに登って滑る人がいるかな,な状況。
こんなとこにもあったんだな…の木道をポクポク歩く。

一旦,姥ヶ岳をトラバース気味に降ると,まだまだ大雪渓。アイゼンを履く。
前方に夏山登山の団体の長い行列。皆さん軽アイゼンなんかをつけ,楽しげに歩いてらっしゃる。ところどころ雪が消えて現れた木道の上もアイゼンのまま歩いてる。こらーっ!(←心の声)
10:05
牛首
柴灯森の下をほぼ夏道どおりに上げ,牛首に。

ここから写真右上の雪渓へ。鍛冶月光の登り。雪渓上部から山頂までは夏道の歩き。
庄内平野は霞んでよく見えず。したがって北方の鳥海も…残念。
それにしても,この辺りは花がすごい。






特にミヤマキンバイの群落は足の踏み場に困るほど(登山道の中でさえ)。
残念ながらshibuさんはスキー靴での夏道の登りに不安を覚え,ここで撤退。toco氏と二人で山頂東側を目指す。
途中,鍛冶小屋の前に自販機があったことと,その値段にショックを受ける(500mlのペットボトルが500円)。
11:06
頂上台地
芭蕉の句碑を過ぎ,頂上台地へ

中央の小高い丘が頂上,月山神社。右側にチラっと雪渓が見える(toco氏のすぐ右側)。
このあたりには,ウスユキソウやクロユリも。


11:22
山頂
で,やって参りました東側!

伝わらないでしょうが,まだまだドデカイ斜面が残っておりました。
板を持ってると登山客の視線が痛い。早く滑れと皆さん注目していらっしゃる。
短パンTシャツからウェアにお着替え…暑い!
(いいけど)着替えを一部始終見られる。
では早速。
思いのほか雪面は荒れてない。昨年が黄砂でまっ黄色な上に深い溝がほれていたのに比べると,快適快適。

滑り始めてすぐストンと急になるので,頂上からはすぐに見えなくなる。
途中撮影を入れながら,あっという間に大雪渓下部へ。
11:43
大雪城下部
昼飯。

壮大なボウルの下は登山客も寄り付かず,静かに落ち着いてメシにありつける。
雪渓をわたる風が涼しい…てか,寒いっ。カップラ活躍。
12:27
大雪城下部
昼飯後登り返し。
まっすぐ頂上へは向かわず,南の尾根へ。
少し雲が多くなってきた。
13:00頃
大雪城上部
大雪城上部到達。
南方に尾根越しに寒河江ダムが見えるところまで来た。
ここの斜面でもう一本。

斜面は広くてフラット。山頂東側と違って尾根上なので,溝も無く快適。ここ,4月上旬には来たいな。
満足して登り返し。
14:00頃
山頂
山頂を越え,来た道を戻る。

鍛冶月光を花を踏まないよう降り,牛首の雪渓に。
14:30頃
牛首の雪渓上部

牛首から姥ヶ岳下までほぼ一気。
少し登ればリフト上駅だが,時間もあるし,せっかくなので姥ヶ岳山頂まで登り返すことに。
姥ヶ岳手前の金姥の分岐付近にもウスユキソウ,その他の花が群生してました。すげー。
15:27
姥ヶ岳山頂

この時期のまったく雪の無い姥ヶ岳山頂がまた初めてで,木道やら岩やらがごろごろしてるんですねぇ。
15:36
スキー場
頂上から少し降りると,スキー場の1枚バーンに。

沢のほうはだいぶ藪が起きてきて,滑るには難がありそう。山頂にあがって尾根を選んだのは正解。

というわけで,先に車に戻っていたshibuさんに,たくさん自慢話を聞かせてあげました。