2003.6.7
鳥海山 湯の台コース(伏拝岳・行者岳)(一部百宅コース)
入梅も間近のこの日,好天の予報に誘われ鳥海山南麓の湯の台へ。同行toco氏。
7:31
滝の小屋下の車道終点

写真手前に夏道があったものの,奥の雪渓に山スキーヤーが入っていったのにつられ,我々も。
雪渓に入ってすぐ,行く手を藪と沢に阻まれる。
先行スキーヤーはホントにこの藪と沢を越えてったの?な感じだったが,根性でここを乗り越える。
8:03
後方の藪と沢を越えて一息。

目前の急坂に備え,ここでアイゼンを。
無風と相まって既にムチャクチャ暑い!(出発前からですが)
8:27
急坂を詰めると,左後方に滝の小屋(夏道なら駐車場から20分ほど)。

滝の小屋から河原宿へ上がる夏道の東側の雪渓をこのまま登る。
9:11
河原宿上の大雪渓に入ると,左前方彼方にアリンコの行列が。後に聞いた話では高総体のようです。

6月ながらまだまだ広大な雪渓。
9:32

たいして青くない空ながら,日差しと照り返しは強い。
うっかり日焼け止めを忘れ,肌がじりじりと焼けていくのをガマンする(下山後の風呂がコワイ)。
雪渓最上部より上は薊坂(写真,板のすぐ右上)。
薊坂から上は雪が融け,外輪山まで夏道の歩き。
10:06

後は月山森と,その背後に庄内平野と日本海(霞んでる)。
10:38
薊坂

雪渓に板をデポしようか迷っていたら,居合わせた老夫婦から武勇伝を聞かされ,つい「東側の百宅を滑って帰ってこようかと…」などと返答,担いでゆくことに。小市民なワタクシでした。時間も体力もあるからいーか。
10:47

11:00
伏拝岳直下の分岐

後は笙ヶ岳,二峰,三峰と手前に鍋森。その向こうは日本海ですねぇ…見えませんが。
11:05
伏拝岳

外輪山の一角に達し,初めて向こう側の景色が見えてくる。
11:10
東の方角には,奥羽山脈に連なる山々のシルエットが。

やや空が白くなってきた。先を急ぐ。
11:28
外輪山の尾根歩き。

意外に険しい。toco氏は「乳酸がたまる」としきりに訴え,少々バテ気味。
それにしても百宅に至る途中もデカイ雪渓がいっぱい!(要登り返し)
11:49
大清水への分岐

↑ 西側には新山直下の大物忌神社も間近に。
↓ 東側には目的の百宅コースが。

休憩されていた山スキーヤーがお二人,大清水(百宅コース登山口)からとのこと。林道は雪解けで開通してたそうたが,下から1時間ほど夏道の登りだったらしい。
さて,空腹も限界,昼飯に。
おにぎりにかぶりついてると,北側の祓川から上がってきたスキーヤーに話しかけられる。
祓川はまだまだ斜面がデカイそう。今年は雨も少ないし黄砂も無いしネ。祓川も滑りたくなってきた。
12:27
百宅コース滑走

百宅コースとtoco氏。惜しむらくは青空でないこと。
尾根に比べ,沢状は溝が掘れてタイヘン!
唐獅子平の小屋までの半分ほどの距離を滑って終了。登り返す(宿命)。
13:28
大清水分岐
外輪山に達した頃からモクモクとガスが湧いてくる。
13:39
外輪山を湯の台へ引き返す。

侮るべからず,板を背負ってこの道は険しすぎる。
14:07
薊坂


14:20
雪渓上部
薊坂を下り,早速雪渓を滑り始める。
斜度はそれほどなく,広くて雪面も荒れてなくて快適。所々あるクラックに注意しながらどんどん下りていく…と,いきなりガスで真っ白に。
14:35
雪渓下部
大雪渓下部にきてようやくガスが取れてきた。

14:38
滝の小屋上部

写真中央の沢は途中,滝の小屋(右端)と駐車場(左手)を結ぶ夏道と交差する。この沢を交差点まで落とす。
14:41

最後の斜面も広くフラットで快適!
14:53
滝の小屋と駐車場間の夏道

沢に入って落としていたら,先行していたスキーヤーにつられ,こんなにはっきりした石段の夏道を見過ごし,20〜30mほど通り過ぎて登り返す。
15:05
車道終点の駐車場

無事下山。余韻に浸りながらマッタリしたいところ,ぶゆの大群に襲われ,逃げるように駐車場をあとに。
とりあえずどこでもイイから風呂に入りたい!
八幡町内のGSで給油がてら温泉を尋ね,町の中からすぐの町営温泉施設「ゆりんこ」へ。
ちょうどガキンチョの大群が居合わせたが,とにかく汗が流せてスッキリした!
で,今度こそはの酒田のワンタンメン屋さん。
開いてましたよ!店のフラッグシップ「チャーシュースタミナワンタンメン」を喰らって大満足。