2003.5.12

燧ヶ岳

例年通り5月12日の檜枝岐歌舞伎に合わせて燧ケ岳へ。

同行は例年通りtoco氏。

初日11日(日)は移動日。

例年,昼飯を下郷の大内宿でとるところ,今回は若松の市街地を抜けて芦ノ牧温泉の手前の集落にある噂の「牛乳屋食堂」へ…向かうも,ちょうど終わったところ。

仕方無し,コンビニメシ。

田島で食材調達,途中雨に降られたりしながら,夕方,檜枝岐キリンテキャンプ場着。

例年この時期はキャンパーがほとんどいないが,今年はホントにゼロ。贅沢にサイトを使わせてもらう。

それにしても,パラパラと雨。天気は明日,回復の見込みだが,遅れれば最終日に延期かな。

気温は低いが,風も無く穏やか。酒が進む。


翌朝,やや雨に降られるが,回復の様子。

遅めの朝飯後,支度をして御池へ。

9:10

御池

御池駐車場
御池駐車場

黄砂と多雨の昨年よりは多いかなって印象。

青空も少し見えてる。

9:20頃

御池出発

10:37

広沢田代

広沢田代
広沢田代

木道が現れていた昨年よりずっといいです!

ただ,熊沢田代への壁の上がガスってるのが不安材料。回復しないようなら撤退も。

昨年と同じ,この壁は直登を避け,左から巻いていく。

11:46

熊沢田代

熊沢田代(御池方面を振り返る)
熊沢田代(御池方面を振り返る)

熊沢田代までは霧雨とガスに見舞われ,ちょっとブルー。

天候の回復を待って,雪解けで現れたベンチでしばらく休憩。

しばらくすると青空が広がってきた。山頂のほうはまだガスの中だが,登ってるうちに取れろと念じて登り始める。

12:37

熊沢田代の上の沢

熊沢田代の上の沢
熊沢田代の上の沢

オオシラビソの林を抜けると,間もなく森林限界の上に出るが,なかなかガスが取れない。

ガスの中,やや柔らかいザラメの斜面に黙々とアイゼンを履いたブーツをけりこみ,最後の長い急斜面を登りつづける。

12本爪アイゼンを新調してご満悦のtoco氏。だったら前を行けと先を譲ったら,すぐに山頂に。

13:41

山頂直下の台地

山頂直下の台地
山頂直下の台地

ほとんど視界の利かないなか,山頂直下へ。

例年,ここに板をデポし山頂に上がるが,この状態では意味が無いので,早速滑降開始。

14:00

山頂直下

山頂直下 rider:toco
山頂直下 rider:toco

視界は悪いが雪は悪くない。

熊沢田代方面へ左にトラバースしながら,どんどん下りていく。

14:05

山頂下大斜面下部

北東眼下にに熊沢田代
北東眼下にに熊沢田代

ここへきて,一気にガスが取れてきた。

下に熊沢田代や,遠くに会津駒ヶ岳(雲は取れていない)も望める。

14:18

熊沢田代上部

シャッター遅れる!の図 rider:toco
シャッター遅れる!の図 rider:toco

背後はすっかり青空に。

14:39

熊沢田代

熊沢田代から山頂方面を振り返る
熊沢田代から山頂方面を振り返る

山頂のガスは一進一退。しばらく山頂で回復を待っても無駄だったろう。

広沢田代への壁は登山道のほうから降りたほうが楽しいだろうと,夏道をたどる。

14:53

広沢田代上部

広沢田代上部の壁に入る直前に山頂が…
広沢田代上部の壁に入る直前に山頂が…

これも定め。夕方の檜枝岐歌舞伎とビールと鳥の唐揚げが待っている。登り返すわけにはいかない。

14:59

広沢田代上の2段の壁

広沢田代上の2段の壁の中間部
広沢田代上の2段の壁の中間部

この壁はたいそうな斜度だが,開けているので助かる。

中間部で緩くなった後,さらに壁へ。この変化が楽しい。

15:08

広沢田代

広沢田代
広沢田代

2段の壁を降りると広沢田代へ。

広沢田代から下は,いつものことながら最もハード。

急斜面と藪と,歩きを余儀なくされる台地と無風!

15:32

御池

御池
御池

結局天気もスッキリとは回復せず。

大汗かきながら御池駐車場着。スポーツ飲料よりもビールを!

御池ロッジで道具を洗い,檜枝岐村の共同浴場「駒の湯」で汗を流して,いざ檜枝岐歌舞伎へ。