2003.4.29
鳥海山 祓川コース(新山)
今回の同行はtoco氏とshibuさん。
初の雪山のshibuさんのため,手始めに栗駒へと考えていたものの,鳥海山は祓川までの道路が4.25に開通し,いてもたってもいられないワタクシの希望で鳥海山へ。
朝4時に仙台を発ち,鬼首経由で矢島町へ。
数日続いた快晴も,当日は薄い雲に覆われはっきりしない空模様。
予報では夕方頃から崩れてくるようなので,今の雲は日が昇れば取れるヤツかな?と期待。いずれ今日の山行は午前中が勝負。
途中,食料等を買出して一路祓川へ。
8:04
祓川
祓川到着。雲も取れてきて日差しが強くなってくる。
前情報では昨年より雪は多いとのこと。確かに駐車場付近,多いような気がする。

駐車場には既にたくさんの車が停まっていて,山腹には先行の登山者の姿が確認できる。
銘銘ザックに板をつけ,アイゼンを取り出し準備を。shibuさんはゲレンデ用のスキーブーツにアイゼン。持ってみたけどちょっと重いよねぇ〜。
8:10
祓川ヒュッテ前
(5合目)

風がやや強いが,絶好の山ボード(スキー)日和!
足取りも軽いが,後半バテないようにゆっくり歩き始める。
9:18
御田
(7合目)
御田にて,七ツ釜避難小屋下の斜面を前に休憩。

ボードがtoco氏,スキーがshibuさん。
信心深くみえるね…ひざまずくtoco氏が特に。
9:40
七ツ釜
(8合目)

去年の同時期より9日遅れの山行ではあるけれど,雪,去年よりも少ない?ここ数日の晴天で雪解けが進んだか?
10:01
大雪路

彼方に見える舎利坂を前に一息入れる。
このころからshibuさんがブーツの重さにあえぎ始め,ペースも次第に落ちて遅れがちに。
結局,shibuさんは9合目氷の薬師でストップ。ワタクシとtoco氏で山頂へ。
11:27
氷の薬師
(9合目)

長く急な舎利坂も,先行者のステップがしっかりついて,ほぼ階段を上るような感じが楽といえば楽。先行者の皆様ありがとうございます。
11:46
七高山
(山頂)


昨年の例にならって甘い菓子パンを買っていたtoco氏。役にたった?
12:10
新山へ
toco氏も登頂後,板をデポし,昨年果たせなかった新山登頂を目指す。
外輪山を南に回り,火口壁を降りる。雪はほとんど無く,石がごろごろと転がりやすい(落石注意)。
12:17
新山
(2236m)
新山の上にはいくつかの岩峰があって,そのひとつ。


念願達成!新山。


新山から西に千蛇谷と稲倉岳,さらに日本海を望む(空気が霞んでわかりづらい)
さて,9合目にshibuさんを待たせているので,早々に七高山へ戻って滑降の準備。
今年は山頂まで雪がついて,テッペンからの滑降はタイヘン気分がよろしい。
と,滑り始めてすぐ,山頂直下にshibuさんの姿が。
もうダメかと思われた9合目から,具合悪いながらも少しずつなんとか登ってきたそう。
では,仕切りなおして3人で七高山山頂へ。やりましたねshibuさん,今夜は爆睡ですよ!
13:13
七高山
(山頂)

これから滑る広大な斜面にテンションが高まるtoco氏に対して,「具合わる〜」とテンションの落ちてる(であろう)shibuさん。
この後,昼飯(shibuさんは食えませんでしたな)。
shibuさんには申し訳ないけれど,メシはうまいし眺めはいいし,この大斜面の滑りをイメージしてると,ワタクシのテンションもうなぎのぼり。
14:00ちょい前
滑降開始

思いっきりピンぼけですが,他にいいカットがなかったのでのっけときます(スプレーもあがっててまずまずか?)。
下は同じく舎利坂のshibuさん。具合悪いながらもきれいに滑ってました。

舎利坂は斜度も雪質も眺めもタイヘンよろしい!
途中撮影を入れながらゆっくり落としていく。
14:14
氷の薬師
(9合目)

ここからは大雪路。斜度は緩い。
本日の滑降は最後発の部類で,ほぼ貸しきり状態,すこぶる快適。shibuさん楽しめてますかぁ?
14:24
七ツ釜
(8合目)
大雪路から御田へ。

緩かった大雪路から御田の急坂への変化。タマリマセン。
この斜面は結構クラックがあるので慎重に。

この後,ほとんど一気で祓川へ。
14:46
祓川
(5合目)
てことで無事祓川到着。

後半雲が広がりながらも,なんとか天気ももってくれました。
shibuさんも「腹が減った」と具合も回復してきた様子。今度は軽い道具を揃えましょうネ。
帰りに象潟の道の駅にある温泉で汗を流し,toco氏お勧めの酒田のワンタンメン屋へ。
「臨時休業」(4回来て1回しか食えてないぞ)
やむを得ず?牛丼チェーン店へ(安上りネ)。