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2003.2.3 不忘山
前日の栗駒が荒天で途中撤退を余儀なくされたのと,帰途,彼方に見えた不忘がピーカンだったことが悔しくて,早速翌日不忘山へ(短絡的〜)

不忘山の麓の白石スキー場の営業開始が8:30で,6:00前頃出発。途中コンビニで朝飯。空が焼けてきた(雲がそこそこあるっつーことですね)。
途中,姿を現した蔵王連峰に雲がかかってないことがわかり,しかもどんどん晴れ間が広がっていくじゃないか!日の出とともに屏風の壁が赤く染まってゆく…。足が勝手にアクセルを多めに踏む。
下写真は屏風岳と南屏風岳の壁,左端に不忘山。
下写真は不忘山と右に南屏風。不忘山の下に白石スキー場のコースがちょこっと。
予定よりかなり早くスキー場に到着,平日の営業開始1時間前てこともあって一番乗り。スキー場のスタッフもまだ揃ってない。

7:34
リフト運転開始まで1時間,青空が逃げていってしまいそうで待てず,ゲレンデをサクサク登り始める(結構むなしい)。で,快晴無風でこれがかなり暑い!上着も手袋も帽子も脱いで,額から流れ落ちる汗を拭いながらの登り。
8:16
ゲレンデトップに到達,と同時にリフトのスピーカーから音楽が…運転開始。ま,ウォーミングアップ(以上か)にはなったし…。
去年登り始めたのは左側リフト上部から。今年は右側のリフトから上がる。すぐ尾根に到達できそうなので…。
と,これがものすごい藪こぎ!こりゃ帰りもタイヘンだ。前日もピーカンだったためか,しっかりトレースがついていて迷い様が無い。
8:38
しばらくして,藪を抜けると目の前に晴天下の不忘山が姿を現す。
意外と近くに見えるなぁ(そう遠くもないけれど)。この分だと山頂から間近に屏風の壁が見えちゃったりするかもなぁ。
ふと,帽子がなくなってることに気付く。どこかで落としてきたようだが,この藪を引き返すのもいやだし,フードもゴーグルもあるし,帰りも通るし,まぁいっか!と諦める。
初めは非常に緩やかな斜面。徐々に斜度があがってゆく。トレースはこれでもかとしっかりついていて,しかもかなり締まってる。これだけ硬いとスノーシューで歩くのもひどい。既にゲレンデを歩いてきて足が痛いのに…(ガチガチのゲレンデをスノーシューで歩くのはもうやめた!)

9:07
水分をこまめに補給しながら尾根に到達。それでもそよ風しか吹いてない。
9:35
尾根上部に来ると潅木が無くなり風も吹き抜ける(この風が結構冷たい!)。上着やら手袋やらを装着す。雪面はウィンドクラストで硬い。雲がやや多くなってきた。
尾根からは北西の方角に屏風岳や南屏風の壁,水引入道も見渡せ,やっぱしきてよかった…と感慨に浸る。
9:58
去年とほぼ同じところで板をデポし,目前の山頂を目指す。ここから先はやせ尾根の登りで,風に飛ばされて雪もあまりついていない。風やや強い。
10:07
岩と石ころの道を右に左に登りながら,間もなく登頂!去年の雪辱を晴らす。狭い山頂だ。
残念ながら屏風の上部はかなりガスがかかっている。そのガスがこちらに達しそうなほどの風も吹き,ややビビる。
写真だけ撮って山頂をあとに。下写真は山頂から南屏風方面。
10:24
板をデポした地点まで戻り,振り返ると快晴に!
南屏風の壁もほとんど見えた。う〜ん,エクストリームな壁だ…。雪崩れに巻き込まれたくはないが滑ってみたい!
10:41
尾根上部の雪はやっぱり硬い。4〜5ターンで少々藪の中に。頑張ってこれを抜けると,開けた斜面に出る。
今日もまた板が走る!でも下のほうは昨日今日の好天で雪が重い(板がささるとタイヘンなヤツ)。
あっという間に大斜面を降り,リフト上部の藪の中へ。
…お!あったあったワタクシの帽子,結構リフト近くに。戻らなくてヨカッタ…。
ゲレンデに到達すると,フリースタイルではまだワタクシの苦手なガチガチのバーン。慎重に降りる。
11:20
無事レストハウス到着。山のほうはだいぶ雲が多くなってきた。早めの行動で○。

レストハウスで昼飯。生ビールがうまい!休憩後,ちょっと高いが蔵王ハイツで温泉(800円)。露天風呂で長いことボーっとしてました(いやぁ平日に恐縮)。
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