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2002.3.15-16 茶臼岳
意気揚々と1泊2日の日程でやってきた八幡平。ところが初日はあいにくの雨模様で茶臼岳への山行は明日に延期する。
スキー場の中腹から上はみぞれ混じりの雪だが,くされ雪でものすごいブレーキがかかる。
7〜8年ぶりのフリースタイルボードに四苦八苦。とりあえず2本目のリフト沿いが斜度があって滑るので,黙々と練習に励む。
本日の宿,八幡平観光ホテルに戻り,風呂,酒,飯,寝る。残念ながら露天風呂は湯がはってなく,半分雪に埋もれていた。
さて,翌日は写真のとおり,ピーカンで明ける。で,寒い。風,凄く強く,とても寒い!
八幡平スキー場の西側には遠く茶臼岳も見え,少々風が強くとも今日行かないわけにはいかない!と急ぎたいとこだが朝風呂につかって,ちょっとまったりする。
ちなみに南方面には南部片富士,岩手山が望まれる。綺麗なあの東斜面も滑ってみたい。
ゲレンデトップすぐ上の大黒森山頂(1446m)から恵比須森(1496m)を経由して茶臼岳山頂(1578.3m)へ。おおむね冬期閉鎖中のアスピーテラインのそばを滑降し1本目のリフト上部に至る予定。昨日のぐさぐさのシャーベットがカツカツに締まり,ゲレンデ上部はパウダーがのっている状態で素晴らしい!(強風を除けば) 見晴も抜群,岩手山がでかい!
大黒森を降り,恵比須森の上りに差し掛かかると,前方に大人数のバックカントリーの一行とガイドが歩いてたので,これ幸いと追随,休憩で止まったので,われわれも休んでいたら「お先にどうぞ!」と笑顔で道を譲られてしまったので,渋々先行する。
恵比須森を越え,茶臼岳への登り。時折りガスがかかる。きつい坂も無く楽しいハイキング。この辺は風も穏やかで暖かく(暑かったか?)感じる。
坂を上り詰め,道が平らになってくると,やがて茶臼岳山頂直下の茶臼山荘が見えてくる。
好天もあって中は座る場所も無いほど賑わっているうえ,換気が無いのでタバコの煙は充満してるしストーブもたいてるしで,かなりストレス度が高いので早々に退散する。
昼飯をと思ったがそんな状態だし,外もタイヘン風が強いので残念だが後にする。
山頂への最後の登り。尾根に取り付くと,とんでもない強風が吹いていた。程なく山頂に到達,残念ながらガスで岩手山はほとんど見えなくなってしまう。
山頂から岩手山方面を見たところ。前の山の左を巻いてその先の尾根へ滑る。右側には冬期閉鎖中のアスピーテラインが蛇行しているのが見える。
それにしても強い風。油断してると吹っ飛ばされそう。
山頂から少し滑り降りたところから振り返ったところ。尾根の上はガチガチでも少し風下に回れば極上パウダー。
タイヘンおいしい斜面をどんどん降りていくと,つづら折のアスピーテラインをまたぎ,やがて緩斜面へ。風もだいぶ弱くなる。
最後はダラダラのアスピーテラインを降って宿へ。
茶臼岳へのアプローチは八幡平スキー場のリフトを使えるので,ほとんど横移動で苦労知らず。滑降もほとんど立ち木の無い斜面で広くて快適!パラダイス。

時間は早いが荷物をまとめ,東北道を一路仙台へ。岩手山SAのじゃじゃ麺がうまかったなぁ。帰仙後toco氏の撮影したビデオを肴に酒を飲んだのでした。
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