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2001.5.13 燧ヶ岳
福島県は檜枝岐村のキリンテキャンプ場。
毎年5月と8月に歌舞伎鑑賞も兼ねて訪れてるけど,なんだかこの地区のキャンプ場以外泊まったことないなぁ。
新緑の映えるこの季節,夜はまだ冷えるがキャンプには快適。

燧ケ岳山行当日は晴れ。登りは暑くなるだろうが,天気は良いにこしたことは無い。
檜枝岐キリンテ地区からおよそ30分で御池(尾瀬ヶ原,尾瀬沼,燧ケ岳への入口)に到着。
車をおき,おおむね夏道のとおりに登り始める。最初からハードな傾斜が連続するのでアイゼンをつける。2段の急坂を登りきると広沢田代へ。
夏は,文字通り広い湿原も,この時期は一面の雪原。これ以上無い好天だが,その分照り返しも強い。
さらに正面の2段の急坂を登りきると,熊沢田代へ。ビデオ撮影にはまるtoco氏。

熊沢田代。ここでやっと山頂が見えてくる。広沢田代と熊沢田代への急坂で,相当体力を消耗する。好天で暑いしね。でも夏道よりはマシか。
熊沢田代中央部の木道を境に,西側(右側)には雪が無く,東側(左側)に吹き溜まっている。ここも夏には存在する池塘がまだ雪の下。
熊沢田代上部の森林限界から上が,滑降に最もおいしい大斜面!
森林限界の少し上で燃料切れ。山頂でと思ってた飯を食ってしまった。

爼�ー登頂後,南西に尾瀬ヶ原と奥に至仏山を望む,感激の瞬間。
尾瀬ヶ原も雪解けが進んでる感じ。ちなみに隣の柴安�ーのほうが少し高い。

山頂から北東に会津駒ケ岳を。
こちらは逆光でないので色が出ました。登ってきたのはこちらから。

山頂から南東に尾瀬沼を見下ろしたもの。
まだ一面雪に覆われている。 写真中央付近の沼の端に長蔵小屋があるんだけど,なんだかよく分からないね。
やっぱ山頂っていーなー・・・。感激もそこそこに滑降の準備にとりかかる。

お待ちかねの滑降。
やや,ぐさぐさの雪だけど悪くない。それよりも,素晴らしい見晴と大斜面にうれしくて,ついオーバースピード,こけた。よく抑制しながら滑る。
あっという間に大斜面を降り,熊沢田代へ。若干の歩きの後,おそらく最も斜度があるであろう熊沢田代下の壁を降りる。木立はあるが間隔が広いので影響は無い。かえっていい雰囲気。
また,あっという間に広沢田代に降りると,若干の歩き後,広沢田代下の壁へ。ここはさっきの壁と同等の斜度がある上,樹林帯でやぶも多いので一番タイヘンかも。
途中,東に寄り過ぎて御池から沼山峠への道に落っこちそうになり,西に修正する。
汗だくで樹林帯を抜けると御池駐車場に到着。
クソ重たいアルペンの靴を脱ぐとそこはかとない安堵感と脱力感に見舞われるのでした。
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