不忘山

寒の戻りでまたいい雪降ってそうネと，最近ご無沙汰でムラムラしてた南屏風へabeくんと。

低気圧に広く覆われる気圧配置ながら，緩やかな等圧線の間隔も拡張局面につき悪くないんじゃないかしら。

スタートの白石スキー場，今期の営業を終了して地面も半分ほど現われているが，なんとか下までつないでこれそうな感じ。

青空ものぞく天気は穏やか。

ちなみにスキー場には数台のスノーモービルと人。聞けばこの日，スキー場貸切で走行会？があるんだそう。

小雪のちらつくスキー場南端を辿ってゲレンデトップを超えると，（時季も時季だし）わりと煩わしいヤブ。くるぶし〜すねラッセル。

ヤブの合間からのぞく不忘は，雲のかかる山頂を除いてほぼその姿を現している。この調子で屏風もお願いします。

適当にヤブの切れる部分をつないで東尾根へ。軽量粉すね〜膝下所により膝上ラッセル。お帰りも楽しそう。

相変わらずスーパーラッセラーabeくんにぐいぐい引っ張ってもらいながら尾根を辿る。

風，次第に強く。

開けてきた水引，屏風方面の視界。非常に明るさがある。うっすらと滑走予定斜面も見通せる。稜線はガスの中。

下界を振り返ると真っ青な空と眩しい日差し。

不忘山頂手前の少ピークには，今朝方下の駐車場を先行したと思しきスキーヤー。

スキーをデポして視界のない山頂を往復してきた模様。

山頂手前の小ピークを越えた時点で，上の空模様は一進一退。

はて，なじょすっぺな。

タイムリミットまで様子見。

少々雪削ってツェルトを被り，屏風方面を睨み続ける。

なんだかむしろ視界悪くなってるかしら？等圧線は拡張局面のはず…。

時間が迫ってきたのでとりあえず山頂へ向い，そこで進退を決めることに。

うーん。たま〜に視界が開けてもほんの一瞬のこと。待てど暮らせど状況は改善せず。

権現沢源頭でもと思ったが，abeくんのテンションも落ちてきたことだし，撤退決定。

お帰りは漠然と不忘南東斜面かなと考えていたが，登ってきた尾根の条件が良いことは分かっていたので，確実なところで往路ピストン。

前出のスキーヤーのトラックが数本入っちゃったが仕方ない。

ただ，滑り重視ではないらしいトラックは尾根下のトラバースが主で，面は残ってるっちゃあ残ってる。

とりあえず気持よかったからまぁいいか。

下部のヤブを少々歩き，ゲレンデトップへ。

モービルもお帰りになったようで，異様にひっそりとしたゲレンデをつないで終了。下は春の穏やかさ。