尾瀬
2007.8.17
4:30
見晴出発
(1415)
日の出一時間ほど前に起き出し出発。
中日は下田代で夜明けを見て,山ノ鼻まで往復の予定。
下田代に出て三脚を据え,準備万端いつでも明けろ。
白んできた空は雲も少なくすっきり。
ただし燧ヶ岳周辺には雲が広がっている。
見晴からちらほらと散歩に出てくる方々と談笑しながら東の空をうかがうも,どうやら雲は山に張り付いている様子。
そのうち日の出時刻も過ぎて,後方の至仏,脇の景鶴にも陽が射し始める。
結局東の雲に阻まれて色はほとんど出なかった。
6:10
下田代出発
見晴に戻る人々を見送って荷物をまとめ,山ノ鼻に向かってゆるゆる歩き始めると,空は次第に雲に覆われ始めた。
木道脇にはところどころにミズギクとヨレヨレのコバギボウシ,ちらほらとサワギキョウ,ぽつぽつとイワショウブが目に付く程度で,広大な下田代は殺風景な原っぱ。
六兵衛堀を過ぎてはじめに現れる左手の池塘には菓子の包み紙が浮かんでる。キンコウカ少々。
6:45
竜宮小屋
(1401)
沼尻川を渡り中田代へ。
竜宮小屋,竜宮十字路を過ぎて,竜宮のある横道に逸れる。気持ち悪いほどワレモコウが群生。
7:10
竜宮
反対側の横道には,一輪だけカキツバタ。
本線に戻り,比較的新し目の立派な木道を進んでいたら,殺風景な中にぽつんと鮮やかなピンクのネジバナ。
右手に池塘が多数現れ始めるが,時間も早くヒツジグサは花を開いていない。
7:45
下ノ大堀川
下ノ大堀川の横道に逸れる。
対岸奥にはサワギキョウの大規模な群落が広がっていたが,なんせ遠い。あの紫色が群生している様はラベンダー畑(写真でしか見たことね)のように美しいすネ。
本線に戻ると次第に行き交う人が増え始める。
牛首の三叉路手前の池塘にて,ようやくオゼコウホネ一輪発見。
8:25
三叉
(1404)
三叉路を過ぎ,上ノ大堀川を渡ると上田代。
8:45
上ノ大堀川
左右に多数の池塘が点在して華やかだが,雲行きはよろしくない。
花はほとんど見られず,ナガバノモウセンゴケだけが立派だ。
池塘にはたまにぽつんとオゼコウホネ。元気の無いものばかり。
山ノ鼻が近づくと,また花がちらほら。
川上川を渡ると右手にサワギキョウの群落。
9:25
山ノ鼻
(約1410)
なかなかテンション上げられないまま山ノ鼻到着,大休止。
相変わらずここの便所はきれいで快適。
10:40-11:15
研究見本園
時間も早いので,研究見本園をぐりっと散策。
さして目新しいもんもねーなと歩いていたら,ヤブの中にひっそりと咲くコオニユリ発見。
ツリガネニンジンなんかがわりと多かった。マルバダケブキも。
山ノ鼻に戻り,見晴への復路。
11:15
山ノ鼻出発
上田代は平日でも人が多く,近所にタバコ買いに来たついでにのぞいて見た的ノリがバシバシ伝わってくる人もいますね。
お昼前とあってヒツジグサの花も咲き始めた。
12:40
三叉
混雑する三叉路にて休憩。足裏が痛む。
休憩後,三叉をヨッピ橋方面に左折。
本線よりはるかに人も少ないが,見るものも輪をかけて少ない。
サワギキョウだけは例年通りな感じ。
時折ぽつぽつと雨が落ちてくる。
13:40
ヨッピ橋手前
(1398)
ヨッピ橋手前で右折,竜宮十字路へ向かう。
この道もなーんもね。
14:00
竜宮十字路
竜宮十字路のベンチで大休止。
山ノ鼻を出てから上空でバタバタいってたヘリは,竜宮小屋への資材運搬であった。
小屋上空でホバリング。
5分おき程度でヘリがやってくる都度,見晴への道は通行止めされてた。
休憩を切り上げ見晴へ。
沼尻川を渡るとほとんど人通りも途絶えて静か。しかしホント見るもんねー。
六兵衛堀を過ぎてぽつぽつと落ちてきた雨が本降りに。バタバタと歩いて見晴到着。
小学生の団体のテントはそのままだった…もう一泊すんのか。
15:00
見晴
1415
テントにもぐりこんで撮影カットチェック。
少々横になってそろそろメシにすっかと外に出てみたら,炊事すっぺと思ってたコンクリートのスペースは小学生の団体でいっぱい。
しばらく待ってはみたものの,いつまでも空かねーし,炊事場はねーし,腹は減ったし…辛抱たまらんので見晴の小屋に入ってメシを注文。ビールも我慢できず散財だ(←あほ)。
相変わらず賑やかなテン場だが,日が暮れたのでさっさと寝る。