日本国

2006.9.23

IDEHAツアー,日本海から程近い山形・新潟県の分水嶺は,その名も日本国(標高555.4)。

山形市内で参加者を乗せた車は月山を越え,庄内経由新潟県境の町,山北町へ。

日本海は水平線もくっきり,見通し抜群の快晴。

朝方の最低気温は軒並み10度以下をマークするものの,このお天気のおかげで日本国の麓に達する頃にはぽかぽか陽気。

9:00

登山口

(約110)

登山口のある出羽街道の宿場街(現在宿としての営業は無いようです)小俣にて支度&準備運動を済ませて,幾分涼しい針葉樹の林よりスタート。

ゆったりしたペースでジグザグにきられた道を上げる。

ちなみにこのあたり,茂みでがさごそ言ってるのは大抵蛇。

ラジウム清水を過ぎ,次第に広葉樹の林に変化すると明るさが増してくるが,見通しはほとんど無い。

きつくは無いが緩くも無い道を上げ,松ヶ峰広場を過ぎて間もなく沖見休憩所へ。

ここで日本海側の展望が少々得られる。

沖に浮かぶ粟島と,よく目をこらすとうっすらと佐渡も。

休憩後,緩くなってきた道の右(南東)側が開け,眼下に小俣の集落,遠く朝日,飯豊の山が見渡せる。

10:40

蛇逃峠

(約450)

さらに林の中を上げると蛇逃(じゃのげ)峠の分岐へ。

山頂と麓の蔵王堂への道を分けるここからの眺めもなかなか。

11:00

山頂

(555.4)

鞍部を挟んでさらに林の中を進むと,鷹待場を経て山頂へ。

緑の生い茂る季節ゆえか?前情報ほどの展望は得られない。

この程度の標高では当然かも?

一部開けているのが西側及び北西側の日本海,北側の鳥海山程度。

まあ鳥海が見えたのは抜群の快晴のおかげで幸運であった。

楽しみのおべんとタイムは,幸か不幸か生い茂る緑がじりじりと強い陽射しを遮ってくれるので快適。

IDEHA特製ソーセージ入りスープが瞬く間に出来上がって皆で頂きました。

12:35

下山開始

ゆったりと休憩後は下山。

12:50-13:40

蛇逃峠

(約450)

蛇逃峠にてIDEHA指導の下セルフレスキュー実践をはさみ,下山ルートは蔵王堂へ。

これがななかなの急坂のうえ,固い土の上に乗った砂がずるずると滑りやすく,何度かひざまずいた。

下山ルートには時折秋の色の葉っぱが見られ,最後尾の特権で気ままに撮影しながらの歩き。

14:25

蔵王堂登山口

(約120)

麓の道路が見えてくる頃,蔵王堂。

その軒先には立派なスズメバチの巣。さわらぬ神にたたりなしと,慎重にここを通過し,少しの下りで鳥居をくぐると終了です。

登山口まで小俣の集落をぶらぶらと眺めながら歩いてる途中,「にいさん,にいさん」とばあちゃんにつかまる。

あぜ道ほどしかない道路を指しながら「これが昔の国道」と教えていただいた。

その後もコレと言った目的も無いまま,ばあちゃんと世間話セッション。

最後に登山口そばの地場産品販売所に寄り道してばあちゃんを激写。良い散歩でした。

14:45

出発地

(約110)