姥ヶ岳
2006.3.18
IDEHA主催,月山パウダートリップ本番。
前回同様,集合は志津の「つたや」。
人数の多さにプレッシャーを感じますな。
一同,除雪終点まで移動して支度&ストレッチ後,すっかり除雪の入った道路を歩き始める。
総勢14名(うちボーダー5名)。
ルートは前回と異なり,ネイチャーセンターをかすめてほぼまっすぐに姥沢を目指す。
本日もまた天気が抜けて春の陽気。
湯殿も姥も姿を見せる好条件であるが,汗だくハイクの悪(?)条件でもある。
雪は白く美しいが,いたるところに縦溝有り。
最後尾について広いブナ林を順調に上げていくと,先頭の代表から「カメラマーン,ウサギ!」の声。
14人の列の長さは結構応えるのですよん。
ぜーぜー頑張って追いついた頃にはウサギはびゅーんと走り去っていった無念。
姥沢への最後の登りを前に,ブナのたもとで休憩。
このあたりも美しい縦溝が入ってますな。
最後の登りが姥沢までの行程のクライマックス。
スキーはトラバースで上げていくところ,ボード組は直登で上げ,間もなく姥沢到着。
とりあえずチェックイン。
と思ったら,「つたや」の社長がモービルに韓国のプロカメラマンを乗せて上がってきていた。
行きがかり上,みんなで姥をバックに撮られる。
やたらハイテンションなずんつぁんであった。
そしてチェックイン。
例により不要な荷物をデポして再出発。
空模様は先週同様,白っぽくなってきたかな?んでも崩れてきてはいない。いい調子だ。
春の陽気にもかかわらず雪はわりと締まっていて悪くない感じ。
姥の大斜面中腹から上は徐々に斜度が落ちて登りの負担は減っていくものの,シュカブラ&ウィンドクラストで滑りが大変そな予感。
このあたりまで上げると気温も下がり,風が冷たい。
ザクザクと氷の上を歩いていると間もなく姥ヶ岳山頂へ。
おお。思いっきり鳥海も見えて。パチパチ。
先に姥東面を偵察してきた代表,どうもカリカリらしいので登ってきた姥ヶ岳南面をそのまま滑ることに。
各々滑走モードにスイッチ後,うねるシュカブラバーンを慎重に落とし始める。
やたら板が引っかかりまくって滑りにくいことこの上ないが,少しの辛抱で徐々に面がフラットに。
南面中盤以降はよく締まったバーンが気持ちいい大斜面で,ようやくここらから撮影をと準備するも,みんな撮られたくねーのかと思うほどバンバンハイスピードで滑り去るので激しく忙しかった。
南面下部も相変わらず調子が良く快適。
ボトムで若干の休憩を挟んでいると,湯殿東面にスキーヤーの影が一人。
縦溝の急斜面に相当てこずっている様子で,1ターンごとにぴたっと止まってはしばらく動かなくなる。頑張ってね〜。
休憩後そのまま石跳への斜面へ。
朝の志津からもはっきりと確認された縦溝は,恐れていたほどの深さは無い様子。
つうか,どうも縦溝が入った後に降雪があったようで,滑ってみれば溝上の雪も厚く,ねっぱりもなかった。
ボーダー的には割りと快適だったんじゃないかしら。
斜度の緩んだところで打ち止め。
ブナ林を姥沢方面へトラバース気味に上げて本日のお勤めを終えた。
各部屋の暖房,便所の水汲み,夕食(またキムチ鍋ね)の支度が済んだところで宴会開始。
やっぱこの環境でのビールのウマさは抜群である。
一口飲んだ直後の顔って,みんなうんと苦しそうでマゾヒスティック。
酒が進むと今日もやっぱり代表のE話。好きだのー。
そしていつの間にか宴会はおひらきに。
新たにプシッと缶ビールを開けたのに一口も飲まずに行き倒れていた代表を布団に押し込んで就寝。また明日〜。