姥ヶ岳&湯殿山 第1部
2005.3.20
夜半に到着した志津の除雪終点には数台の車とテントひと張り。
極力静かに車をとめ,車を降りて見上げるとむせ返るような(?)隙間も無い満点の星空!
こんな星空を見るのは初めてじゃないかしら。
快晴無風で気持ちも高揚,間違いなく昨日のリベンジは果たせっぺな。
ともかくまだ未明2時過ぎ。
最低限の準備を済ませて再びうとうと…していたら下から車が1台←七横チーム。
同行させていただくことになった。
メンバーはcobaさん,つるこさん,マコリンさんのお三方。
3:50
志津出発
めいめいヘッドランプを頭に,除雪後わさっと積もった道路を歩き始めると…やっぱワタクシ,歩くの遅い。
フルスロットルでなんとか追いつけるかどうか。
さて,しばらく雪の回廊を詰めていくと若干残るトレースは道路の右側に上がっていったが,追うほどに東へ東へと向かうトレースは志津へ回帰するやに思われたので引き返し,さらに道路を詰めた後電柱下のラッセルに突入。
ここはイッパツ活躍せねばと気合の直登ラッセル…スキーのつるこさんにはこのトレース向きませんでしたね,ゴメンナサイ。
除雪の入った道路に降り立つあたりでしらじらと夜も明けてきた。
南に大井沢の灯りと,徐々に薄紅色に染まる朝日連峰が美しく,空気の澄み具合は近年記憶に無いほど。
姥沢に上がるまでの間ホントにアホかと思うくらいシャッターを切りまくった。
6:05
姥沢
姥沢にあがったところで姥ヶ岳や湯殿山にも日が射しはじめると「The Day!(cobaさん)」なコンディションに気分高揚。きれいだわ〜。シャッター切りまくり。
姥沢上の尾根に上がると,大斜面に人影一人。
さらに早起きな人がいらした。
付近にテントが設営してあったがその人だろうか。昨日の烈風の中の設営は大変だったろうな。
大斜面に取り付くと雪面はぐっと締まり,ほとんど沈まない。
山頂までまったく単調な登りであるが,とにかく真っ白な風景を浮き立たせる光と影が絶妙の時間帯で,何度も立ち止まっては記録,記録。
7:40
姥ヶ岳山頂
リフト上駅が右手下方に遠ざかると,徐々に斜度が緩み,間もなく姥ヶ岳山頂。
北方の鳥海山も「The Day!」だ,オメデトーパチパチ。やや風強し。
山頂でお話した先行のワカンの登山者は,やはり件のテントの方であった。
山頂東側に張り出した雪庇を巻いて,東斜面側に降り立つとほぼ無風。
眼下にはまったく遠近感の無いまっさらな白い世界がドカンと広がり,壮大に吹き溜まった雪がだいぶ地形を変えているようだ。
ぎらぎらと陽射しが強烈で雪面の起伏が見難いほど。
しばし休憩,燃料補給。
滑りへの期待もさることながら,被写体がいっぱいなのが嬉しい^^ゞ
休憩後,わがままに撮影ポイントを物色させていただき,皆さんのドロップを待つ。
まずはつるこさん。続いてcobaさん,マコリンさんの順。
やっぱテレ,楽しそう!して,cobaさん,マコリンさん共に遮るものの無いでかいバーンをびゅんびゅん飛ばす。
ひとしきり撮影後,姥山頂をやや南側に降りた雪庇のない地点よりドロップ。一部ストンと落ちる地点にビビって板が横を向き,ころころ転がった(←モッタイナイ)のち,遠近感の無いフラットな雪面を快適に下部まで。
斜度のなくなるあたりで終了。