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2003.2.2 栗駒山
冬型が緩んで高気圧に覆われてくる頃合を見計らい(と言っても土日ですけどね),栗駒山へ。土曜の午後仙台を発つ。平野部は晴れているものの,山はすっぽり雲の中。
山道に入ると時折り地吹雪で視界ゼロに。夕方,除雪の上端,「いこいの村栗駒」の駐車場へ到着。吹雪!

とりあえず,いこいの村で温泉(500円)に入り,金も無いので駐車場で車中泊。飯を食って早々にシュラフにもぐりこむ。
強風が吹き荒れていて,外で誰かがゆすってるんじゃないかと思うほどの揺れになかなか寝付けず,地図でルートをおさらいしながらラジオを聴いてみたりする。
2時間おきぐらいに目が覚め,そのたびに外の様子をうかがうが,段々風は弱まっているよう。高気圧に覆われてくる途中ですから。明日の天気に期待!

未明5時過ぎに目覚めると,ナント星空!こりゃ目論見どおりだな。いそいそとシュラフをたたみ,朝飯を済ます。
空が白んできた頃準備も整い,夜明け前出発。

6:15
夏は道路が通じている「いわかがみ平」までの道路をショートカットしながら直登し,天気次第で行けるとこまで!
道路をショートカットし,斜面に入ると,思いのほかディープパウダー!スノーシューで膝まで沈む雪と急斜面に,最初からペースダウン。ただ,昨晩までの風もほとんどやみ,穏やかなハイク。

6:42
最初の急坂の上で朝日が昇ってくる。白い山がほんのり赤く染まっていく様をしばらく眺めていたら,熱いものがひと雫こぼれ落ちて(…鼻水だったりします。いや,寒くって。)
6:52
6:56
7:01
7:05
7:08
7:10
自分自身の全身を撮れないので(いや,あっちにカメラ置いてこっちに来てポーズとって…ってメンドクサクって),ワタクシの分身を…。
高度を上げていくほど時折り地吹雪を伴った強い風に見舞われるようになる。

7:39
つづら折れの道路を何度か越えると,ほどなくいわかがみ平の駐車場へ。このあたりは昨晩のような強風が吹いていて,地吹雪が断続的に襲ってくる。山頂のほうは厚い雲に覆われていて,立ち木のないここから先は,この風をさえぎるものがない。
避難小屋は入口が雪で埋もれていて,掘り出さないと入れない状態。しばらく避難小屋を風除けにして様子を見るが,こりゃ好転は望み薄かな…。無理をしても楽しくないので,ここで撤退を決める。
8:17
でもまぁ,標高差もわずかで,いこいの村到着まであっという間ながら,林間のパウダーはしっかり楽しませていただきました!
なんとか,スプレーを撮ってやろうと試みるも,あんま撮れてないか…。
8:26
いこいの村到着。…消化不良。体力も余りまくってるなぁ…。山のほうはいまだに激しい感じ。
また温泉に…と楽しみにしていたら,ちょうど清掃タイム!2時間ほどかかるそう,あきらめて帰ろう(T_T)
帰途,高速道路から見た栗駒山は相変わらず雲の中。船形も同様で,今日はどこもいっしょなんだなぁとちょっと安心していたら,蔵王連峰は屏風岳以南がピーカン!クソ〜不忘山でもよかったな…。
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